パティット「どのくらいで着くの?」 麗「う〜ん・・・15分も歩けば」 パティット「そう・・・」 麗「危険地帯がいくつかあるみたいだけど・・・まぁ気をつけて歩けば」 パティット「え? 危険なの? 大丈夫なの?」 麗「足場が崩れ易い程度だから・・・大丈夫だよ」 パティット「足場か・・・・・・あの・・・おっぱいが邪魔で足下が見えないんだけど・・・・・・」 麗「う・・・・・・・・・ま、まぁ現場へ行ってみないことには・・・」 パティット「う、うん・・・・・・あ、あの・・・・・・手・・・手つなごう・・・ねぇ・・・・・・」 麗「え? うんいいよ」 パティット「はぁ・・・・・・なんか出てきそうだなぁ・・・・・・」 麗「昔は山賊とか出たって書いてあるけど・・・・・・・・・あ、変なこと言ったかな?」 パティット「・・・・・・ぁ・・・や、やっぱり・・・湖は・・・いいや・・・もどろう・・・・・・ねぇ・・・」 麗「・・・・・・別にいいけど・・・戻るの?」 パティット「だって・・・山賊って・・・・・・昔って・・・・・・今は・・・・・・・・・」 麗「今は山賊じゃなくて凶暴なモンスターが・・・って、そんな顔しないでよぉ」 パティット「やだぁ、死んじゃう、死んじゃうよぉ〜」 麗「大げさだなぁ・・・大丈夫だよ」 パティット「大丈夫なの? 大丈夫なら・・・いいけど・・・・・・」 麗「うん、へーきへー・・・」 ぷつん(切) 麗「き・・・・・・あぁ! 端末が!!」 パティット「きゃぁ!!! な、なに!? どーしたのぉ!!」 麗「・・・バッテリーが落ちた・・・」 パティット「だ、大丈夫だよねぇ、ねぇ・・・」 麗「・・・・・・大丈夫・・・って言いたいけど・・・マップデータはこの中なんだよねぇ・・・ なんで?どーして? FULLチャージだったのにぃ!?」 パティット「そんなぁ・・・やだよぉ・・・・・・ねぇ・・・大丈夫だよねぇ・・・ねぇ!」 麗「GPSは内蔵されてるから位置は解るけど・・・地図が無いと・・・・・・どうしよう?」 パティット「どうしようって・・・・・・・こんな所で迷子なんて・・・やだよぉ・・・」 麗「信号弾も無いし・・・あ、そうだ・・・・・・えい」 ぷしゅー・・・ 麗「あ、あれ? 火炎弾撃ったのに・・・」 パティット「な、なにしたの?」 麗「信号弾の代わりに火炎弾打ち上げたんだけど・・・ダメみたい・・・」 パティット「と、とにかく・・・もどろうよぉ・・・・・・ぐすん・・・」 麗「・・・来た道覚えてる?」 パティット「え・・・えと・・・・・・どっち?」 麗「う〜ん・・・・・・困った・・・」 栄「・・・と言うわけで、この辺りは魔力やら何やらが相当制限されるようですね」 典「エネルギー系の攻撃は効果が薄くなるわ銃弾はまっすぐ飛ばないわ・・・」 秀「それでオリハルコン製ナイフって訳か・・・初めから言えっての」 壮「刃物は得意じゃないんだけどなぁ・・・」 麗「・・・川を探せば帰れるかも・・・」 パティット「って言われても・・・どこなのよー・・・・・・」 麗「それは大丈夫、100m先の会話も聞こえるから・・・・・・さしあたって向こうかな?」 パティット「早く行こうよ・・・はやくぅ」 麗「あ、あまり急に走り出すと・・・」 パティット「きゃあああ!!」 麗「すべって危ないよ・・・って、大丈夫?」 パティット「・・・早く言ってよ・・・・・・あ、おっぱいが服からこぼれちゃった・・・」 麗「上がってこられる? ムリなら下から行こうか?」 パティット「痛っ・・・足が・・・・・・この高さは上れないや・・・ごめん・・・」 ざざざざざ・・・すとん。 麗「うわぁ・・・痛そ・・・治るかな?」 パティット「このまま・・・帰れないなんてことないよね・・・・・・」 麗「そのうち探しに来てくれる事を祈ろう・・・はい、治ったよ」 パティット「・・・ありがと・・・・・・救助待ちか・・・・・・」 麗「果たして無事にいられるのか・・・あぁ、また口が滑った」 パティット「・・・・・・れーいちゃーん! やなこといわないでよー! ・・・・・・ぐすん・・・っく・・・」 麗「ごめんごめん・・・おぉ、僅かな血の臭いで早速お出ましだ」 パティット「・・・え・・・何が・・・・・・?」 麗「・・・ちょっと目閉じてて、すぐ終わる(と思う)から」 パティット「え? 何・・・怖いよぉ・・・」 ○△◆×△×☆◆△×☆!!(あまり好ましくない音声) 麗「終わったよ〜・・・ちょっと手こずったけど」 パティット「あ・・・・・・あ・・・・・・・・」 麗「・・・・・・・・・耳もふさいだ方が良かったね」 パティット「こんなのやだよぉ・・・助けて・・・・・・」 麗「(消耗戦だなぁ・・・次はどうしよう?)・・・・・・お菓子食べる?」 パティット「あ・・・・・・うん・・・・・・(落ち着かなきゃ・・・落ち着かなきゃ・・・)」 麗「いっぱいあるよ〜」 パティット「じゃあ・・・これ・・・・・・」 麗「はい・・・・・・」 茂みの向こうで物音が。 パティット「や、何か・・・いるの!?」 麗「・・・・・・しっ、静かに・・・」 パティット「っ・・・・・・・・・」 麗「そこの陰に隠れて」 パティット「うん・・・あ・・・・・・」 秀「なんか居たか?」 壮「うんにゃ、気のせいだったみたい」 麗「もう大丈夫だよ」 パティット「・・・そう・・・・・・」 麗「とりあえず麓へ向かおう、歩ける?」 パティット「うん・・・でもその前に・・・・・・」 麗「の前に?」 パティット「おっぱいを服にしまわないと・・・・・・」 麗「あぁそうか、忘れてた」 パティット「・・・あ、のど乾いたから飲んじゃおうかな・・・ちょっと」 麗「便利だね、イロイロ・・・」 パティット「そういえば・・・自分のって全然飲んでなかったな・・・・・・よいしょ、っと・・・ん・・・んくっ・・・ごきゅっ・・・んっ・・・・・・」 麗「・・・・・・・・・・・・・・・ごくり」 パティット「・・・・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・・・・ちょっと・・・イっちゃいそうかも・・・・・・」 麗「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・はっ! ここでそんなことしたらまた何か・・・」 パティット「だ、だいじょうぶ・・・あとは服を着るだけ・・・・・・だよ・・・・・・」 麗「スゴイ根性だなぁ・・・」 パティット「あっ・・・はぁ・・・・・・っ・・・んっ・・・・・・・・・はぁぅ・・・い・・・イっちゃ・・・・・・っあ!!!」 麗「・・・・・・・・・・・・・・・・・はは・・・インキュバスとか出ないことを祈ろう・・・」 パティット「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・・・・ごめん・・・・・・我慢できなかった・・・」 麗「じゃあ行こうか・・・」 亮「そう言や他の方々は? おいてけぼりですか?」 せまひろ「らぐの連中はガードマンのバイトやってるんで」 亮「ほほう? どれくらいの収入が?」 せまひろ「さぁねぇ」 亮「しらんのかい」 せまひろ「大体あいつら主体でやってるから」 亮「なぁんだ・・・ウチの連中も外に出すかなぁ」 せまひろ「デカイ仕事はそう多くは無いからねぇ」 亮「いくつか流してあげようか?」 せまひろ「そんな忙しくしてくれなくていいから」 亮「忙しいの? いいねぇ」 せまひろ「忙しくはないが」 亮「なんだよ、あるだけいいじゃんよ、暇なんだよ、仕事くれよ」 せまひろ「じゃウチの掃除をしてください」 亮「よし、行けキャラメル」 キャラメル「はぁ・・・・・・掃除ですか?」 せまひろ「そう掃除。いろんな汁が飛び散ってて大変なのよ」 キャラメル「・・・じゃあ私よりも適任なのが居ると思いますけど」 せまひろ「増やして欲しくはないので」 キャラメル「セネターは?」 せまひろ「掃除には向いてない」 キャラメル「そうですか・・・って、論点がずれてる気が」 せまひろ「そして話は本編へ戻るのであった」 前 次 |