長め漫才 「雪山突撃隊」 その1



じん(効果音)

突如スキー場(空中)に現れた集団。
実体化と同時に重力が襲いかかりまして。

どしゃ、べしゃ、ぐしゃ。
秀「ぐは」
壮「げは」
団長「がはぁ」

お約束通りに埋もれてくれました。

むく。
サブレ「ゆきだー!!」
タルト「うわぁ〜・・・まっしろだー」
麗「・・・・・・・・・さむい」
優「少し動けば暖まるわよ」
雅「う〜っし、あそぶぞー!!」

典「ほら見ろ、こんな混んでるじゃないか」
東出「俺に言うなってばよ」
栄「しかしまぁ、これで滑れるんでしょうかねぇ?」

エクレア「うらー、見せもんじゃねーぞー」
プリン「魅せもんだぞー」
カステラ「・・・それもどうかと思いますけど」



土谷「・・・あたし等ってばココにいていいの?」
華「ん〜・・・全然おっけ!」
びしっ!
木之下「てか何か事件に巻き込まれるのは勘弁」
天童「わはは」
華「いやはや・・・はは」(苦笑)



団長「ん、それじゃー、夕方5時にこのロッジ前集合で」
一同「う〜っす!」
散。

団長「うぅ、寒いよ〜ぃ・・・」
キャラメル「わ、私が暖めてあげましょうか?」
団長「変に熱くなるからなぁ・・・」

ひゅお〜・・・(北風)
がばっ(抱)

キャラメル「きゃうっ!」
団長「う〜ん、温い」
キャラメル「ひ、ひとが見てますよぉ?」
エクレア「む、抜け駆けは卑怯だぞぉ」
団長「ちょうどいい、エクレアちゃんもご一緒に」
エクレア「わーい」
東出「・・・随分と積極的じゃねぇか」
団長「この際見てくれなど二の次よ・・・やはし体温40度近くあると違うな、あったかい」
キャラメル「カイロ代わりですか・・・?」
エクレア「でも滅多に無いチャンスだからおっけ!」

東出「・・・何か?」
カステラ「よ、よければ私もカイロになりますわよ?」
東出「いらない」
団長「じゃあ俺がもらう」
ぎゅう。
プリン「きゃう♪」
団長「ぬ?」
カステラ「・・・おねーさま?」
プリン「『軽い運動』をした方があったまるよ?」
エクレア「・・・『激しい』の間違いじゃねーのか?」
キャラメル(・・・・・・・・・どきどき)
団長「・・・・・・・・・・・・さ〜て、ロッジで休むかぁ〜・・・」
東出「結局逃げるんかい」
団長「・・・いっぺんにやっつけられるものか」



典「・・・やたらと張り付くな」
雅「え〜・・・だってほら、この前みたくロクに一緒に居られないとヤだし」
典「お前も気を付けろよ、どっかの誰かみたいなのには近づかないことだ」
壮「どっかの誰かとは失礼な、美しいお嬢さんと楽しいひとときを過ごそうとしてどこが悪い」
雅「・・・今日はナンパしないの?」
壮「無理だってばよ、コレが」
サブレ「ほえ? ・・・ねーおにーちゃん、はやくすべろうよぉ」
壮「よーし、んじゃ行くぞー」

じん。(効果音)

典「リフト要らずか」
雅「便利だねぇ、ホント」



優「滑らないの?」
麗「うん、向こうにいい雪がいっぱいあったから」
タルト「かまくらつくるのー」
優「へぇ・・・で、アンタも手伝うわけ?」
秀「おうよ、かまくら作ると聞いて黙ってられるか」
優「あぁそーですか・・・じゃあ栄と行って来るわ」
栄「・・・どこかで飲まないでくださいよ?」
優「だーいじょーぶだってばぁ♪」
タルト「ゆーちゃん、おかおあかいよ」
秀「・・・既に酔ってるんじゃねぇのか?」
麗「・・・何かあったらお願いします」
栄「はは、そうですね・・・」
















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