■ばぐ 漫才

●当日 00/12/25●

四角いテーブル(コタツ四つ並べ)を囲んで座ります10人。
七面鳥やら何やらの肉、いろいろ入ってるサラダ、多分スープ、見たところグラタン、ピザ、パエリア、以下略に加え、豪華クリスマスケーキ四種が、 そこはかとなくエルザ寄りで配置されております。

管理人「はいみんなクラッカー持ったね〜?」
パティット「うん」
ルーニィ「もったー」
「んじゃ、みんなテーブルに背を向けて〜。料理にかけるなよ〜」
ソイヤー「・・・なんだかなあ」
エルザ「ご馳走に降りかかっちゃ勿体無いでしょ?」
「そりゃそうだがなあ・・・」
「んじゃ行くぞ? せーのっ!」
全員「メリーパパンパンパパンリスパパンパンマ〜パンス」
「ふー気持ちがパンいいねえって誰だ遅れたのは」
「だってだってひっぱるヒモがシールで貼っててからだから」
「今後気をつけるように」
「は〜い・・・」
ノイエス「今度は頑張ろうね」
「うん」
「・・・・・・さーて、んじゃみんな食え〜・・・ってもう食ってるか」
「はんへふは?」
「グラタンと鶏肉とケーキをいっぺんに食って美味いか?」
「んがぐっ・・・ん゛ん゛ん、そりゃあもお♪」
「キャルーの作ったモンなんだから何をどう食ったって美味いわけないってもんよ、なあガレード」
ガレード「こっちに振るな」
キャルー「・・・」
「お前も見るなって・・・美味いから心配するな」
「〜♪」
リュア「冷えたシャンパンお待ち〜ぃ♪」
「そうそう、それだよそれ。さーぶっ放すぜ」
「各所ブチ当たりますとバリ危険なので、おしとやかにお開けくださいまし」
「・・・さっきからどうも盛り上がりに欠けるよな〜」
「6回半回すと蓋取れるからね」
「はいはい」
・・・しぅぅぅぅぅぅ(開)
「さーみなさん注ぎますよ〜」
「早よしてくれ」
「こっちも〜」
「はいはーい、順番順番〜♪」
やんややんや。
・・・
「ねえ、しゃんぱんってお酒でしょ? 飲んでいいの?」
「飲んでもいいお酒なんだよ」
「飲んでいいんだ」
「うん、飲んでいいの」
「飲む〜」
「・・・なんだかなあ」
「酔ったりしないかな」
「ちょっとなら大丈夫だよ」
「はいどうぞ〜」
とくとくとくとく・・・
「わーい」
「まあ、多く飲まなきゃ酔わんだろうし」
「ジーカーさん、乾杯〜」
ジーカー「これはこれはどうも」
ち〜ん。
「・・・・・・・・・・・・か、乾杯!
全員「かんぱ〜い」
「遅いですよ〜」
「忘れてた。不覚・・・」
ゴトッ(置)
「・・・どうしたキャルー?」
「・・・〜・・・。」
「え? 何?」
「おーかーわーりー〜〜をー」
「よ、酔ってるの!? 一杯で・・・」
「よってないよーぜ〜んぜん〜〜」
「・・・なんか力強いぞ」
「おーかーわーりーはやく〜!」
「あっ、はいはいっ!」
「ハイは一回なのぉ〜!」
べしべし(叩)
「あう〜ごめんなさいぃぃ〜・・・ど、どうぞ・・・」
「・・・なんか面白いな」
「あ〜あ〜一気で・・・」
「すごーい・・・」
「んー・・・ねー・・・もっと飲みなさいよー」
「いや・・・俺はいいから・・」
「なによー、男でしょー? 飲みなさいよねー、ねー?」
「いや、その・・・」
「ガレード、今後ともご愁傷様です」
「何ですかそれ・・・って、あ、ちょっと待っ・・・」
「飲め〜飲め〜もっと〜・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・






「すー・・・すー・・・」
「・・・寝たか」
「いやー災難だったなあ」
「災難つーか、悪夢・・・」
「ちょっとびっくりだなー」
「ちょっとどころじゃないよ・・・」
「怖いです〜」
「本人は記憶に無いんだろうなあ・・・あ、あとで部屋に運んでってくれよ」
「わかってますって・・・」



「新家訓! 『キャルーに酒を飲ませるな!!』」
みんな「ラジャー!」



「ねえ、あれってキャルーの本性なのかな?」
「恐ろしいこと言わないで下さいよ・・・ああ・・・・・・」






つづく。

戻り