■ばぐ 漫才
●準備 00/12/24●
パティット「じんぐるべーる じんぐるべーる く り すー ます〜」
エルザ「・・・ちょっと違うぞ〜」
ツリーを、飾り付けします。
「あー、これ、そっち回して」
「うーい」
ルーニィ「鈴〜 鈴〜」
「電飾ーこんなもんかな」
「そだね」
「鈴〜 鈴〜」
「ルーニィ、その辺のちょっと分けて」
「ん〜」
「あーんルーニィ、片寄ってるよー」
「くーつーしーたー」
「もっとこっちの方も〜」
管理人「はかどってるかー?」
「うん、はかどってるよー」
「下に鈴が多いけどね・・・」
「ぷれぜんとの箱〜 箱〜」
「だからもっと上のほうに〜」
「あ、ほら、この飾り」
「・・・はい」
「X'masって書いてあるだろ」
「うん」
「このXってのはChristの代わりとしての物だから、ここのアポストロフィーは要らないんだよね」
「知ってますよ」
「私も」
「キラキラの玉〜 玉〜」
「・・・・・・・・・・・・」
部屋の飾りつけ〜。
ソイヤー「オラオラ、チャキチャキ作りやがれ」
ノイエス「早いねソイヤー、さすが内職王」
「ガレード、折り紙ぐらい真っ直ぐ切れんのか」
ガレード「・・・知るか」
「・・・・・・、おーい、カッターと金属の定規どこにあるか知らねー?」
「え? えーっと、電話の下の引き出しじゃない? 金属の定規はわかんない〜」
「物置の大工道具ン中に差し金ぐらいあったと思うが?」
「めんどいなー・・・あーもう、俺が切る。お前貼れ」
「・・・」
「ほんとソイヤーってば見かけによらず几帳面だ〜ね〜」
「やかましい。で、お前ら花は出来てんのか?」
ジーカー「ほら、これだけありますよ」
「喋る力も生産に注いでるからね〜」
「くぅ・・・・・・あ、てめー糊付けズレてんじゃねーか!」
「・・・貼りゃあいいんだろうが」
「あ゛―――――――――――」
再びツリー方面。
「なんか向こう盛り上がってるねえ」
「うーん、そう見えるか」
「ふわふわの雪〜 雪〜」
「結構らしくなってきたんじゃない?」
「そだね。ツリーを彩る電飾、小っちゃなサンタさんやプレゼントの飾り、キラキラ金色に輝く玉が左右に
2つ並んで、その間にローソクの・・・」
「ふわふわの雪〜 雪〜 きもちいい〜」
「・・・・・・ル〜〜〜ニ〜ィ〜〜〜」
「ふわふわ〜背筋一本線〜」
そそそそそ
「ひぁっ・・・や、やめてよ・・・ぁん・・・・・・」
「〜♪」
そそそそそ
「んあっ、あああっ・・・やだぁ・・・せっかく我慢できてたのにぃ・・・・・・んん・・・」
「この〜」
「お仕置きだぞ〜」
「やったぁ♪」
で、部屋の飾りつけ班。
「なんか向こうでほっとけないイベントが始まったね」
「ほっとけほっとけ。昨日あんだけヤったんだ、こっちの身が持たねーよ」
「あ、そう? んじゃ僕だけ行ってきま〜す♪ ルーニィちゃ〜〜〜ん♪」
「・・・・・・まったく・・・バケモンだな」
「化け物ですよ?」
「あん? 何か言ったか?」
「いえ、別に」
「あ、チーフ! ノイエス抜けたんでヘルプアス〜」
「いいじゃんもう大体出来上がってるんだから。後は飾るだけだろ」
「チーフ、さっきから何かやってたんスか?」
「え? 統括」
「・・・・・・」
所変わって、キッチン。
リュア「スポンジ スポンジ 焼けたかな〜♪」
キャルー「あっ、いい感じ・・・です♪」
「スポンジ4つに、生クリーム、チョコがこんなにたくさん・・・苺に桃に・・・」
「下準備は出来ましたね」
「でも、こんなにたくさん作るんですか?」
「・・・エルザさんが・・・・・・全部食べちゃいますから・・・・・・」
部屋。
「ほら、画鋲画鋲、早く!」
「そう急かすな。ほらよ」
「ったくもー・・・って、これ曲がってるじゃねーか!!」
「知るか。画鋲に聞いてくれ」
「・・・・・・あ゛――――――」
「こっち側は終わりましたよ」
「いえーい」
「どいつもこいつも・・・・・・」
「・・・喋る力も」
「あ゛―――――――――――」
「終わったか・・・」
「みたいだな・・・あっちの方も」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「んくっ・・・・・・んん・・・・・・」
「ん―――、っ・・・ん・・・」
「ふぅ・・・三人相手はやっぱ疲れる〜・・・」
「まったく汚しおってからに・・・掃除が・・・」
「つーかノイエス、あんだけヤっといてまだ勃ってんのかよ」
「ですから・・・って、まあいいですか」
「ん?」
「いや別に」
つづく。
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