■ばぐ 漫才
●食欲の 00/11/04●
秋です。
木々の色の移り変わりと共に、食も移り変わり。
この季節ならではの食材が辺りをにぎわします。
我ながらよくわからない冒頭のご挨拶。
18:54。
☆キャルーの 赤面<裸エプロン>クッキング☆
キャルー「・・・こんにちは・・・・・・キャルーです・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
ぱたん。
〜しばらくおまちください〜
「こ・・・こんにちは・・・・・・キャルーです・・・」
「・・・こ・・・今回は・・・あ秋の・・・味覚を・・・」
「い・・・一度に・・・・・・たくさん・・・楽しめる・・・・・・た、たき・・・炊き込みごはん・・・を・・・」
「・・・つ・・・くり・・・・・・たい・・・と・・・思い・・・ます・・・・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・んくっ・・・・・・はぁ・・・」
「・・・ご用意・・・・・・する・・・ものと・・・・・・分量・・・です・・・」
<四人分>
水 420cc
酒 50cc
濃口しょうゆ 25cc
淡口しょうゆ 25cc
みりん 20cc
昆布 5cm角
しいたけ茶 小さじ1
米 2.7合
もち米 0.3合
人参 1/3本
ごぼう 1/5本
油揚げ 1/2枚
ぎんなん 8こ
しめじ 1/2パック
「お夕飯には・・・・・・16人分・・・を・・・作るので・・・・・・4セット・・・作ります・・・」
多く作らんとケダモノが暴れるので。
「はぁ・・・はぁ・・・・・・」
「ま・・・前もって・・・・・・お米・・・と・・・もち米・・・・・・を・・・混ぜて・・・お水に・・・・・・30分ひ・・・浸して・・・おきましょう・・・」
もち米を加えることで、粘りや柔らかさが出ます。
「・・・・・・あっ・・・油揚げは・・・か、必ず・・・使ってください・・・・・・」
「ゆ湯通し・・・して・・・・・・余分・・・な油分を・・・・・・取り・・・除いて・・・・・・ください・・・」
各食材を、緊張でガクガク震える手で何とか切り刻みます。
顔は真っ赤で、目には涙が浮かんでいます。
彼女は、平常時でも愛液を多量に分泌してしまいます。
緊張と恥ずかしさで、更にたくさん流れ出ています。
すでに床はコップの水をこぼしたかのように、びしょ濡れです。
「これで・・・準備・・・・・・は・・・整いました・・・」
「・・・時間の・・・短縮・・・・・・するのに・・・・・・す・・・炊飯器・・・ではなく・・・・・・・・・」
「アルミ・・・のお鍋・・・・・・を・・・使います・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・」
16人分を作るので、鍋を4つ用意しました。
米、水、調味料、具、隠し味のしいたけ茶、昆布を4つの鍋に均等に入れていきます。
「お鍋を・・・使うと・・・・・・ろ・・・6分くらいで・・・・・で出来上がります・・・」
絶え間なく迸る愛液で内股はぐっしょりと濡れ、キラキラと光を反射しています。
床はもう愛液が一面に広がっています。
だんだんと声がかすれてゆきます。
「まずは・・・・・・強火で・・・た炊きます」
「・・・吹きこぼれたら・・・・・・・・・中火・・・に・・・・・・します・・・」
「・・・・・・・・・・・・ぱりぱり・・・・・・と音がしたら・・・・・・・・・はぁ・・・はぁ・・・」
「再び・・・強火で・・・・・・1分・・・・・・炊きます・・・・・・・・・・・・」
「そして・・・1分・・・・・・蒸らします・・・・・・」
1分。
「・・・で、出来上がり・・・・・・です・・・・・・・・・」
「・・・・・・っ、はぁ・・・・・・はぁ・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」
「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・・・・・・・ ・・・ ・・・ ・ ・ ・ ・」
(参考資料:はなまるマーケット)
管理人「おっ、今日は炊き込み御飯か」
キ「あっ・・・・・・い、一生懸命・・・・・・作ってみました・・・」
ソイヤー「だとよ、ガレード」
ガレード「なっ、何だよその目は・・・」
いっただっきまーっす。
全員「すげーうめぇ!」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
ガ「・・・・・・美味い・・・ぞ」
キ「・・・・・・・・・・・・」
ぱたむ。
ガ「あっ、おい・・・」
・・・つづく。
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