■ばぐ 漫才

●エンドオブサマー 第4話「ぱんだとくま 〜食べま章〜」 00/10/28●

時刻は昼をちょいと回ったくらい。
というわけで、2人はハンバーガー屋にやってきました。
勿論、人々の視線は爆乳ノーブラ娘ズに一点集中なわけだが。
「ねぇ・・・よりによって・・・ココなわけ!?」
・・・そう、ここはエルザがハンバーガーを15個食った店である。
「いいじゃない、過去の記憶を取り戻した記念よ」
「要らないわよあんな記憶ぅ〜」
「さー、れっつご〜ぅ」

うぃ〜む(自動ドア)

「いらっしゃいませ〜☆」
「あ〜ら、随分かわいいレジ係だこと。食べちゃいたいわ」キラーン キラーンキラーン
「なーに言ってんのよ・・・無駄にメガネ光らせて・・・」
「ごちゅうもんを、どうぞ☆」
「ア・ナ・タ(はぁと)」キラーン
「・・・・・・はい??? ?   ??」
「あ゛〜もう、要らないの?」
「ゴメンナサイゴメンナサイだってばよぉ〜、んぇ〜っと、じゃあセットで・・・ダブルチーズとコーラ」
「はぁい☆」
「私は・・・うーん、私もセットでダブルチーズとウーロン茶・・・あと、テリヤキとフィッシュと・・・ハンバーガー2つ」
「はぁい☆ かしこまりましたぁ〜☆」
「あっ、あとスマイル頂戴!」
「はぁい、どうぞっ☆☆☆」
「・・・うっとり〜」
「・・・・・・何をやっとるかアンタわ」
「つーか結局量食うんじゃんよ」
「うるさいわね・・・1個くらいじゃ足りないのよぉ・・・・・・」
「え〜と、コチラでお召し上がりですかあ???」
「今宵はアナタをお召し上がり☆」
「・・・・・・??? ??   ????  ?」
「あ〜ココでお召し上がりになります〜、ハイ、ココで」
「はぁい☆ かしこまりましたぁ〜☆」
「まったくもう・・・何言ってんのよ〜」
「いいわ・・・ああいう娘・・・調教したい・・・・・・」
「ちょっとちょっと・・・確かにあの娘かわいいけど・・・」
「お先にお会計のほうをよろしいですかあ?」
「はぁい、よろしすぎますってばよぉ〜・・・ささ、エルザ、やっておしまい!」
「・・・・・・・・・・・・」



無事(?)会計を済まし、憧れの昼飯をゲットしたアミュレは、2階席へ向かおうとするエルザを妨害して、レジ係のマイスウィ〜トハニーのバッチリ見える席を陣取った。



「ふぃ〜、どっこいしょっと」
「・・・さっきから視線がずっとあの娘ね」
「あの娘の容姿・・・言動・・・仕草・・・・・・ああっ、全てがたまらなくキュートでプリティ〜でコケティッシュなのよぉう!」
「はいはい、わかったからさっさと食べなさい。冷めちゃうよ」
「ほいじゃ食いながら眺めますわ」
「・・・・・・・・・・・・あっ、奥に引っ込んだ・・・」
「ああっ、だめよ引き返しては・・・あなたは最前線でがんばる運命にあるのよっ!」
「・・・出てこないわね」
「そんなぁ・・・・・・うう・・・この悲しみと怒りをエルザにぶつけよう」
「あっ、そーゆーこと言う・・・誰のおかげで・・・」
カタカタカタカタ・・・ガタガタ・・・
「地震・・・?」
「・・・みたいね・・・・・・収まった・・・・・・」
「・・・・・・見たか感じたかこの私の怒りを」
「はいはいわかったからさっさと食べる」
「・・・もう1個食ったの? 早っ」
「そう? やっぱ私大食らいかな・・・ あ、でもアミュレ、お昼食べたがってた割には・・・それで足りる?」
「うーん、足りてるわけじゃないけどね・・・悪いじゃん、自分から頼んでおごってもらってるのにさ・・・」
「ということで、ハイ、プレゼント」
「え? テリヤキにハンバーガー・・・くれるの?」
「お腹減ってるんでしょ? いっぱい食べなさいよっ」
「・・・あ・・・ありがとう・・・・・・でもエルザ・・・」
「最初からアミュレの為に買っといたのよ・・・遠慮なく、どーぞ」
「そーだったんだ・・・・・・ありがとう・・・やだ、なんか・・・」
「やー、そこまでされるとなんか照れくさいなァ・・・・・・そんな泣かなくても・・・」
「あっ、あの娘帰ってきた。お帰り〜マイスウィ〜トハニィ〜☆」
「がくっ・・・・・・ 元に戻るの早すぎよ・・・」
「何だろ、手水場かいな?」
「ま、そうでしょ・・・ さ、目のオカズも揃ったし、ほら、食え食え」
「そうね・・・んじゃ遠慮なく、いっただっきまー」
カタカタカタ・・・
「やっ・・・また地震?」
「うーん、何かの振動に近くない? 地震とは違うような・・・」
「じゃ、さっきのもそうなのかな・・・?」
「貧乏ゆすりの神か!?」
「なーにをゆってるのだまったく・・・・・・ねぇ、お昼ご飯明日も明後日もって言ってたけど、バイトしてるんじゃなかったっけ?」
「やーべつにそれは単なる言葉のアヤで・・・バイト中ちょろまかしてま〜す」
「なーんだ、バイブ入れて来てくれるの楽しみにしてたのに」
「何よそれ〜・・・。 あ、ねぇ、そろそろバイト復帰してもいいんじゃない? ホラ、涼しくなってきたし」
「うーん、そうだなぁ・・・」
「マネージャーも代わったんだよ、前のあの般若顔じゃなくてさ、今はカッコイイ〜人なのよ〜」
「え? そうなの?」
「エルザもウエイトレスで行けるかもよ?」
「ホント? じゃあやっちゃおうかなぁ・・・」
「よかった〜、これでスキュアロの穴が埋まるわー」
「え、何、スキュアロ辞めちゃうの?」
「聴いて驚け〜、妊娠しちゃったのよ〜」
「うそ〜、え、相手は?」
「これまた以外のランディ」
「うわぁ・・・何時の間に・・・・・・あの2人、飲み会でもくっついてるとこ見たこと無かったけど・・・」
「こないだの飲み会ン時でも2人くっついてなかったしね・・・ホントびっくりしたよ〜」
「やっぱもう赤ちゃん出来たら育児に専念するのかな・・・」
「だろうね〜、ランディも就職活動頑張ってるみたいよ〜」
「そっか・・・そうなんだ・・・・・・妊娠か・・・・・・ってことは、結婚、だよねぇ・・・」
「ねぇ・・・結婚するっしょー、これは・・・」
「結婚か・・・・・・」
「あ、ねえねえ、そういえばパティット最近どしたの? なんかすげー疲れてるみたいだけど」
「うん・・・なんか食欲も無いみたいだし・・・どうしたの?って聞いても、何でもない・・・って」
「なんだろ・・・最近落ち込むようなこと何かあったの? 定例の乱パにも参加してくれないし・・・」
「うーん・・・特に思い当たる節が無いんだけど・・・なんなんだろ・・・ちゃんとバイトやれてるの?」
「うん、でもやっぱりなんかキレが悪いというか・・・いつもとは違うよ」
「ん〜〜〜、恋の病かな?」
「ぶはっ!(吹) あ奴に限ってそれは無いっしょ〜」
「だよね〜・・・   ・・・っと、ふ〜ごちそうさま〜」
「あっ、もう食い終わりやがった!」
「早く食べないとあなたのフライドポテトがどんどん減っていきま〜す」
「あ、ちょっ、それだけはご勘弁を〜〜〜」



とまあ、なんだかんだあったりなかったりで、食事終〜了〜。

「ありがとうございましたあ☆」
「ど〜も〜ごっつぁんでしたぁ☆ また来ヤス〜」



「相当あの娘を気に入ったみたいね・・・」
「ああ・・・あの娘にバイブ突っ込んだまま市中引き回したい・・・」
「コラコラ、そーゆー妄想はやめなさいって」
「いや、きっと現実の物として見せますぞぉ・・・って、あ゛ー!!」
「な、何よ大声だして・・・」
「あの娘の名前・・・容姿に気をとられて名札を見てなかったわ・・・行きましょう」
「ちょっと、止めなさいって、恥ずかしい・・・」
「ふぇ〜ん、だってだって〜」
「またあとで行けばいいでしょ?」
「今すぐ知りたいの、知りたい知りたい知りたいよぉ〜〜〜」
「すーいーまーせーんー、そこのおふたりさま〜☆」

「・・・え?」「・・・え?」(振り向いて同時に)

「はあ、はあ、はあ、こ、これ、わすれもの・・・ですぅ・・・・・・」
「あ、私のポーチ・・・有難う御座います・・・すみませんお仕事中にもかかわらず届けてくだ・・・」
「あーなたーのおーなまーえ なんてーの♪」
「??? ?? ? ????」
「・・・えーと・・・・・・山、田、大、作・・・・・・」
「・・・・・・はい?? ???」
「・・・・・・大作・・・さん?」
「・・・はい☆ ???」
「あなたは大作?」
「はぁい☆ なんでしょう?? ? ???  ??」
「あなたは男子?」
「はぁい、ボクはおとこのこですよ?」
「・・・・・・・・・・・・」
「? ????   ? ??  ???」



な゛〜〜〜!!!!!」






♪帰り道には〜 切なくて〜(BGM)

「あんな逸材が・・・男だなんて・・・・・・」
「そんなに気〜落とさなくても・・・可愛かったからいいじゃない・・・・・・男だけど」
「あんなナヨナヨした男は要らんのよおう! 男がスカート穿くなよおう! 男はマッチョメンなのよおう!」
「・・・・・・はぁ・・・」



(私は、あれはあれで別にイイと思うんだけどなぁ・・・・・・)



「・・・・・・・・・・・・性転換
「え゛!?」






・・・・・・アミュレん家に帰宅後、腹いせに数時間に及ぶバイブレーターの嵐が。
ちゃんちゃん(いいのか?)






つづく。

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