■ばぐ 漫才
●エンドオブサマー 第2話「ぱんだとくま 〜序章〜」 00/10/15●
「今日は曇ってて、涼しいな〜」
ってなわけで、エルザは上が白地に青文字のロゴが入った馬鹿でかいTシャツ、下はデニム地のホットパンツといういでたちで自転車をかっ飛ばしてます。
流石にいつもの部屋着では出かけないが、良いのか? それで。ノーブラだし。まあ合うブラも売って無いが・・・
やや透けてるぞ!! 形わかるし!!
しかも、今や母乳が滴ることを気にしなくなったようです。ヤバイですネェ・・・
一路アミュレのアパァトへ!
着いた(早ッ!)
・・・まあ、もちろん視線浴びまくりだったんですけどネェ・・・慣れって恐い・・・
「さーて、着いた着いた」
階段を上ってゆく。一段一段登るごとに、反動で母乳が滴り落ちてますよオネーサン・・・
いざ313号室へ。
ぴぽ〜ん。ぴぽ〜ん。(勿論呼び鈴)
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・。
がちゃり。
「ようこそいらっしゃれ〜」
ぴぽ〜ん。(呼び鈴)
「・・・(笑)」
「・・・・・・」
ピンクの髪にパンダ耳。眼鏡をかけてアミュレです。
彼女もノーブラで、黒のタンクトップ、黒のショートパンツというカッコです。
・・・パンダカラー。
「やぁ、アミュレ・・・なんかやつれてない?」
「気にしな〜い気にしな〜い、ささ、あがっちゃって」
「はーい、おぢゃましまーす」
「うわぁ、床が見える! どしたの?」
「その見えてる床に、こいつを・・・」
「・・・ビニールシート?」
「あんたの母乳対策」
「なによそれ・・・・・・はいはいどぉも。・・・んで、何よ、言いたいコトって」
「率直に言うわ・・・」
「うん・・・」
「昼飯食わせれ(はぁと)」
どかーん。
「・・・・・・お金無いの? あのお祭りの5万円は?」
「いや、あのね・・・、え〜っと・・・・・・」
アミュレはなにやら探ってます。
「あ〜これこれ。これとか買っちゃったらお金無くなっちゃって・・・」
「・・・って、バイブ!? そんなに沢山・・・」
「そう、これリモコンバイブね・・・コレ割と静かでイイのよね〜 んで、これはリモコンローターに防水ローター、それと
何か女性考案のバイブ〜ってのがあったから買っちゃった〜 あ、ローションとかもあるよん」
「・・・・・・・・・・・・も〜、アミュレそういうのいっぱい持ってるじゃない・・・」
「だって・・・同じの使ってても飽きちゃうんだもん・・・あ、いらないのあるから譲りましょうか?」
「い、いらないわよ・・・そんなの・・・」
「あ、そう・・・ま、いいわ・・・・・・って、そうじゃなくて、昼飯〜食わせれ〜〜〜もう頼れるのはエルザしか居ないのよ〜、ね〜食〜〜わ〜〜せ〜〜れ〜〜」
「ぐ〜る゛〜じ〜い゛〜 首しめないでよ〜」
「ワタクシに昼飯を食わせないと両方の穴にバイブ突っ込んで商店街へ放り出しますわよ」
「・・・脅しかい!! ・・・・・・しょーがないわねー、今日だけよ?」
「明日も〜明後日も〜〜」
どげし(叩)
「・・・・・・痛〜ぃ」
「き、今日だけにしないのならば前後にバイブ突っ込んで商店街へ放り出して差し上げますわ」
「ワタクシ的にはそちらの方が望ましくてよ! おーッホッホッホッ(たかわらい)」
「では、お言葉に甘えまして・・・」
「え゛? マジ!?」
「だって自分で言ったんじゃな〜い・・・じゃ、そのリモコンのバイブとローター使いましょうね〜」
「あ、ちょっと待っ・・・ねぇ、エルザ様ァ〜〜ワタシが悪ぅ御座いました〜・・・・・・許してェ〜」
「じゃ、ホントに今日だけなのね?」
「ハイ・・・今日だけデス・・・明日もエルザのお世話になりたくなったら、バイブ挿入れてパワーMAXでお迎えに上がりますぅ〜」
「うむ、よろしい。 んじゃ行きましょうか・・・お腹相当減ってるでしょ?」
「そりゃ〜もう、おととい、昨日でハンバーガー1個だったからね〜」
「・・・大丈夫なの? それで・・・」
「エルザはおやつにハンバーガー15個女だもんね」
どげん(叩)
「ぐはぁ」
「あれはみんなが食べさせたんじゃない! も〜、変なコト思い出させないでよ〜」
「あんときは面白かったね〜、みんなで150円ずつ出し合って、エルザに食わせて。エルザだってノってたじゃな〜い、
なんか店員さんも拍手してくれたし、写真はとられるし」
「だから、あれはその場の雰囲気で・・・って、も〜! お昼ごはん要らないの?」
「あー、あー、食べます〜食べさせていただきますぅ〜〜〜」
「んじゃ行くわよっ」
「ハ〜イ、お姉さまぁ〜ん」
「・・・も〜(笑)」
つづく。
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