■ばぐ 漫才

●どろけい 00/07/21●

皆が寝静まった深夜、奴が三度やってくる。
抜き足差し足忍び足。物音のひとつも立てず、着々と目標へ歩み行く。

(今日も今日とてパシリing〜、食料を頂戴させていただきます〜)

皆が寝静まった深夜、奴が三度やってきた。
抜き足差し足忍び足。物音のひとつも立てず、軽々と目標へたどり着く。
・・・冷蔵庫。全定格内容積495L。冷蔵室271L。以下略。

(ほいではいっただっきま〜すぅ)
がちょ(開)
びんよよよよよよよよん(罠)
どろぼう「きゃあっ!!」

皆が寝静まった深夜であるが、さすがに大声では目覚める。
どやどやと、起きた者がやってくる。罠の元へ。

ぺち(照明)
管理人「うーむ、見事にぶら下がってるな。しかし・・・・・・」
エルザ「・・・女の子!?」
ルーニィ「ほんとだ・・・おっぱいちっさいけど・・・」
パティット「・・・あの子が・・・泥棒なわけ・・・?」

両足首を縄で縛られ、宙にぶら下がっているのは、まだ幼さが残る少女・・・顔は大きな乳で隠れている・・・
どろぼう「うう〜、お〜ろ〜し〜て〜く〜だ〜さ〜い〜 ご〜め〜ん〜な〜さ〜い〜」
エ「・・・・・・どうするんですか?」
管「ま、子供だし・・・とりあえず警察にでも・・・・・・」
エ「そうですね・・・」
パ「冷蔵庫の中全部盗ってっちゃうなんてヒドイぞ〜!!」

管「・・・切るぞー」
どろぼう「えっ?」
斬!!(縄を)
びったーん。
エ「かっ、顔から・・・」
ル「痛そ〜」
どろぼう「・・・痛いですってば〜」

五人でどろぼう少女を取り囲む。

管「・・・んー、だがこのまま警察に引き取ってもらってもつまらんなぁ。ひとまずどうしてくれよう・・・」
(・・・後ろに居る一番鈍そうな彼女の脇を抜けて開けておいた窓から外へ・・・)
だっ!!!(ダッシュ)
ル「きゃっ!」
パ「逃げた!!」
エ「コラ!! 待ちなさい!!」
パ「ゼッタイ逃がさないぞー!!」
どろぼう「必殺! 窓閉め!!」
ぴしゃっ!!(閉)
エ「どっせーい!!」
ばがぁん!!(破壊)
パ「さっすがエルザ! 馬鹿力」
エ「えーいうるさい! ・・・あれ?」
パ「あっちあっち!! 早く!!」






・・・数分後。
パ「・・・見失っちゃった・・・・・・」
エ「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・パティットでも追いつけないなんて・・・ あれ? どうしたんですか管理人さん?」
管「・・・・・・いや、なんでもない。ただ・・・」
パ「・・・・・・ただ?」
「ヤツに発信機をつけておいてあるだけで」
エ「・・・・・・」
パ「・・・・・・」
管「ホラ、レーダーに反応が」
エ「そ、そーゆーことなら先に言ってくださいよ!!!」
管「いや、お前らマッハで追いかけるから・・・」
パ「で、どこに逃げたの?」
管「んー、あそこだ・・・・・・」
エ「あれは・・・・・・開かずの物置!?」
管「なぜあんなところに・・・? まあいい、行くぞ・・・」
エ「・・・はい・・・・・・」
パ「どろぼうめ・・・とっちめてやるんだから・・・」



ル「はぁ・・・はぁ・・・やっとおいついた〜・・・・・・って、あ〜まってください〜」









物置へ続く!!

戻り