■ばぐ 漫才
●七夕だから 00/07/07●
???「笹の葉さ〜らさら〜 軒端にゆ〜れ〜る〜」
ソイヤー「何やってんだ? パシリ」
?「いや、べつに・・・」
ソ「そのとんがった葉っぱでお払いでもやんのか?」
?「違いますよ〜」
ジーカー「ん? 七夕か・・・もうそんな時期か。 知らんのか?」
ノイエス「嘘ォ、知らないの?」
ソ「ななな、何なんだよ、しらねーよ」
ジ「ま、早い話が願い事を書いた紙を笹に吊るす行事、だな」
ソ「あ、そ、そうなのか・・・ んじゃーよーパシリ、お前何願ってんだ?」
?「え? いや、別にいいじゃないですか・・・」
ソ「なにおぅ!? 見せやがれ」
?「あっ、ちょっ・・・・・・」
ソ「えーと、なになに・・・『パパ ママ 絶対生きてるよね 必ず逢いに行くからね』・・・・・・」
?「・・・・・・・・・・・・」
ソ「・・・えっ・・・・・・と・・・・・・」
?「・・・・・・・・・・・・北の戦争で・・・私達の村・・・・・・が・・・」
ジ「・・・・・・」
ノ「・・・・・・」
?「・・・・・・・・・・・・みんな・・・みんな死んじゃったんだよ・・・みんな・・・・・・」
ソ「そ・・・そのパパとママは何処にいるのか」
?「わからない!・・・わからないの・・・死体が無かったから・・・どこかにいるはず・・・・・・」
ソ「・・・・・・っ・・・・・・っ・・・・・・」
ノ「・・・ソイヤー? どうしたの・・・? 泣いて・・・」
ソ「よっしゃ!! まかしとけ!! 俺たちが手伝ってやる!!」
ノ「ソイヤー!」
ジ「そうだな。ウチらのネットワークなら何とかできるかもしれんな」
?「ほ、ホントですか!?」
ソ「・・・ああ・・・つーか・・・・・・なんかお前をパシリとして使ってて・・・」
ノ「ごめんね・・・ほんとに・・・」
?「いや、いいんですよ・・・みなさん悪い人じゃないって思ってましたもん・・・」
ソ「そうか・・・・・・えーと、名前なんだっけ?」
?「リュアです」
ソ「リュア・・・うーし、リュア!」
リュア「はいっ」
ソ「・・・つーかパシリのままで居てくれないか?」
ノ「がくっ・・・ち、ちょっと、ソイヤー」
リ「いえ、あなた方のパシリならイイですよ、なんかもう慣れちゃって」
ジ「ま、こっちは捜索に力入れてやるからな」
ソ「よーし、んじゃ今日もメシ盗って来〜い!!」
リ「わっかりました! 行ってきま〜すぅ」
ジ「・・・ああ、そうだ・・・北の・・・・・・ああ。それで、リュアという娘の両親を探し出してくれ・・・・・・ああ・・・頼む」
ノ「なーんかすごい事になっちゃってるような・・・どしたの? ソイヤー」
ソ「・・・いや・・・・・・なんでもない・・・・・・」
なんか当初の予定とスゲー違う方向へ進んでるんですケド・・・・・・
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