地下室への階段の前に団長。 (団長)「・・・なんだこれは」 全く気が付かなかったようです。 自分の管轄なのに。 かつん、かつん、かつん・・・ (団長)「亮か・・・あの野郎・・・」 きょろきょろしながら階段を下りる団長。 がちゃ、ぎぎぃ・・・ 部屋の中は思いの外広く、ちょっとした喫茶室のようです。 表にあるサロンのような。 (団長)「・・・・・・・・・この染み・・・匂い・・・」 よく見れば、部屋の中程から続く染みが階段にも続いていまして。 アーンド少しばかり鼻を突く匂いも。 (団長)「まさか・・・」 正義団団長の部屋。 (団長)「テメェか!」 ばぁん!! (亮)「なんだ、なにごとだ、騒々しい」 (団長)「勝手に地下室なんざ造りやがって! 乱交場でも作る気か!」 (亮)「・・・作る気も何も既に乱交場じゃないのか?」 (団長)「・・・いつからなんだ?」 ―――間――― (亮)「かくかくしかじか」 (団長)「まぁそんなこったろうとは思ったが・・・」 (亮)「じゃあ聞くなよ」 (団長)「俺は認めんぞ」 (亮)「責任者は俺だからへーきへーき」 (団長)「俺は平気じゃない・・・って、さっきから裏で何をしている」 亮の机の後ろにキャラメルが。 肌に付いたなにかを剥がしてます。 (キャラメル:キ)「・・・・・・・・・(困)」 (団長)「・・・ガムテープ? んなもん貼ったら皮膚組織痛めるだろーが」 (亮)「俺に言うな・・・ったく、誰が吹き込みやがったんだか・・・」 (キ)「・・・・・・え〜ん・・・(泣)」 (団長)「・・・と、とにかく、あまり大規模にするなよ」 (亮)「まぁ、それなりに」 (団長)「それと、プリンの作った下着、どうにかならんのか」 (亮)「聖水に浸して神殿に安置すれば光の衣になるだろーけど?」 (団長)「そぉゆぅことじゃなく」 (亮)「・・・どうにもならんね」 (団長)「防音処置か・・・金のかかる・・・」 (亮)「がんばってぇ〜♪」 (団長)「・・・ッ!」 ばたん。 荒々しく去ってゆく団長。 (亮)「・・・剥げた?」 (キ)「な・・・なんとか・・・」 (亮)「コレ塗っておけば治るから」 (キ)「あ、はい・・・すいません・・・」 (亮)「お前が悪い訳じゃない、ちゃんと教えておかなかったんだからな」 (キ)「・・・・・・・・・」 うつむくキャラメル。 (亮)「ほら、服着なさい」 (キ)「・・・・・・・・・はい・・・」 (亮)「ちょいと出かけるが」 (キ)「はい、行ってらっしゃいませ・・・(寂)」 (亮)「・・・・・・来るか?」 (キ)「は・・・はい! 勿論!!」 嬉しそうにはしゃぐキャラメルを見て、複雑な心境の亮。 キャラメルの恋の行方は・・・・・・・・・あれ? こんな話だったっけ? 続く。
(団長)「はぁ〜・・・(悩)」
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