長め漫才 「冬山秘湯探訪」 その5



雪だるまM子が倒されたので吹雪がぴたりと止みました。

団長「やったー! 生きて帰れるぞー!」
秀「んな大げさな」
東出「しかし嘘のような晴れっぷりだな・・・夕方だけど」
プリン「・・・温泉は?」



スキー場。

ミルキィ「・・・確か、私の出番は無いって言ったわよね?」
ひゅおー(冷気)
セイロン「・・・ハイ、間違いなく申し上げました」
ミルキィ「なんでさっきからずっと雪を撒いてるのかしら?」
ひゅおー(冷気)
セイロン「えーと・・・ゲレンデの修復にご活躍されているのです」
ミルキィ「誰がゲレンデのど真ん中に大穴開けてくれたのかしらね?」
ひゅおー(冷気)
セイロン「わ、私の不徳の致すところでございまして・・・しのごの」
ミルキィ「あとでこき使ってやるから覚悟しなさいよ」
ひゅおー(冷気)
セイロン「お・・・お手柔らかに・・・」
狭山「だから言ったじゃないですか、考え無しに大魔法なんか使うから」
セイロン「悪かったてばよーぅ・・・頼むから麗ちゃんには黙っててくれよ」
麗「何を?」
セイロン「ぎゃー!出たー!!」
麗「なによ、時間だから帰ってきただけじゃない、人聞きの悪い」
ミルキィ「あ、先生、おめでとうございますー」(深々)
麗「今年もよろしくお願いしますー、イロイロと」(深々)

セイロン「・・・・・・」
狭山「どこ行くんですか?」
セイロン「しっ!」
麗「・・・せーいーろーん?」
セイロン「ひぃ〜!」



壮「まーたやってるよ、懲りないなぁ」
栄「それが彼の持ち味なんでしょう」
雅「麗ちゃん・・・すごく活き活きしてるよね、楽しそう」
キャラメル「・・・まだあんなもんじゃないですよ、女王様は・・・」
雅「へ?」
キャラメル「いえ別に」

典「どこまで行ってたんだ?」
秀「どこってか・・・テントの中にずっと」
優「温泉じゃなかったっけ?」
東出「吹雪で身動き取れなくなってたからな、誰かのせいで」
団長「吹雪は俺のせいじゃねぇ!」
タルト「たるとたちもみんないっしょにおんせんはいったよー」
サブレ「ゆきがいっぱいでさむくなっちゃったけどね」
団長「・・・なぬ?」
プリン「みんな一緒って・・・」
カステラ「お姉様の大好きな混浴ですわ」
華「湯気と吹雪でなんにも見えなかったけど」
プリン「えー、いいなー・・・楽しかった?」
エクレア「うん」
秀「どーゆーこった?」
典「そこの看板」
団長「・・・なぁあ!」
東出「・・・・・・・・・・・・・・・はぁ〜・・・」
プリン「無駄足かよ!」

かよ!

かよ!

かよ!

かよ!

かよ!・・・






・・・おしまい。











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