あぁまともなネタがない。 おはなし。 太陽丸に暴言を吐いてちびっこ先生に制裁を食らった(?)謎の子供。 とりあえず保健室へ運ぶのですよ。 保健室。 青嵐学園三大アイドル職員のデミグラスさんがいらっしゃいます。 一部男子の聖地と化しておりますよ。 ちびっこふたりがやってきました。 麗「しつれーしまー」 沖田「いっ!」 麗「す?」 沖田「っつぅ〜・・・」 椅子で沖田君が身もだえております。 デミグラス「なっさけないわねぇ、男でしょ!」 沖田「そうはおっしゃいますがね・・・」 デミグラス「あなたも少しは手加減しなさいよー、『本気』のレベルが違うんだから」 華「・・・・・・ごめんね」 沖田「変なこと言った僕も悪いんだし・・・」 デミグラス「まぁおやさしいこと・・・おや?」 華「あ、麗ちゃん」 麗「こ、こんにちはー・・・」 デミグラスの目の色が変わりました。 デミグラス「ぃや〜ん、麗ちゃ〜ん♪ 来るなら連絡くれればお茶くらい用意したのにー」 麗「いやぁ、急用だったもので」 デミグラス「ん? そうなの?」 太陽丸「この娘が麗殿の怒りを買いまして」 デミグラス「あら・・・あぁ! 君があの太陽丸か!」 太陽丸「は・・・?」 デミグラス「相当有名になってるわよ、アナタ」 麗「何やったのよ?」 太陽丸「拙者は何も」 沖田「・・・あのときの一件じゃないの?」 太陽丸「いやはやその節はどうも・・・ご迷惑をおかけして申し訳ない」 華「おや」 前とはうってかわって丁寧な太陽丸に驚く中学生お二人。 麗「あぁ、沖田さんに喧嘩売ったってことか」 デミグラス「それだけじゃないわよ〜、麗ちゃんと同じクラスだってことでも一部男子からジェラシーの嵐が」 麗「そ・・・そうなんですか?」 華「大人気だね、麗ちゃん」 太陽丸「・・・・・・皆真実を知らないのでござる」 麗「なんか言った?」 太陽丸「いえ別に・・・この娘はどうすればいいのでござろう?」 デミグラス「あぁそんなもんその辺ほっときゃいいわよ」 沖田「そんな無責任な」 麗「さすがにそれは・・・太陽丸、ベッドに寝かせてあげて」 太陽丸「そうでござるな」 華「仲良いわね」 麗「・・・やめてよ」 ベッドへ向かう太陽丸。 アコーディオンカーテンで仕切られておりますよ。 太陽丸「御免」 しゃっ。 太陽丸「・・・・・・・・・・・・デミグラス殿」 デミグラス「んー?」 太陽丸「やけに健康そうな御仁が昼寝してるのでござるがいかが致そう?」 なるほど、ベッドには赤いシャツのちょっとワルっぽい高校生が。 気持ちよさそうに寝ております。 デミグラス「・・・・・・またか」 沖田「ファンのひとですか?」 太陽丸「なるほど、待ち伏せてる内に寝てしまわれたのか」 華「・・・でもこのかっこは寝るのが目的だったんじゃない?」 麗「そうね、多分2時間目からここにいるわね」 太陽丸「・・・というと?」 おもむろに寝てる人の耳元へラジカセを置く麗ちゃん。 麗「スイッチオン♪」 ♪じゃじゃじゃじゃじゃじゃ・・・赤点確実留年確定〜・・・♪ がばっ!! 勢いよく飛び起きました。 デミグラス「なるほど、さすが麗ちゃんね」 麗「おはよう、セイロン」 セイロン「・・・? なんかすげぇおっかねぇ単語が聞こえたんだけど・・・」 麗「現実になるわよ、もうじき」 セイロン「げっ! 麗ちゃん・・・? え? 何? なんだ?」 寝ぼけてるようです。 麗「ちょうど良いところにいたわ、今日こそ課題をやってもらうわよ」 セイロン「えー」 麗「問題集一冊で単位が買えるのよ? 安いじゃない」 セイロン「えーと・・・あとどれくらい猶予が?」 麗「二時間目の授業で終わったわよ、これからは課題増やすか赤点よ」 セイロン「・・・マジで?」 麗「さー課題か赤点か!?」 セイロン「・・・課題やらせていただきます」 保健室が教室になってしまいました。 沖田「・・・高校生って大変ですね」 華「麗ちゃんが教えてる人なの?」 麗「うん、そのなかで一番」 太陽丸「手がかかるのでござるか」 デミグラス「校内で一番じゃないの?」 セイロン「俺より悪い奴は何人も知ってるぞー」 麗「喋る暇があったら集中!」 セイロン「へーい」 情けないセイロンをよそにお茶飲んでお菓子食べてる一同。 セイロンが泣きそうです。 ・・・と。 ピピピピピ・・・ セイロンの右腕のブレスレットから電子音が。 セイロン「ほいさ」 ネッケツ「カオスモンスターだ、至急現場へ向かえ!」 セイロン「課題でそれどこじゃない、葉かキリにでも行かせ!」 ネッケツ「何を!? 地球の平和とお前の成績とどっちが大事だ!」 セイロン「俺の成績」 間。 ネッケツ「・・・あのなぁ」 セイロン「単位やばいんだよ、麗ちゃん隣に居るんだよ、逃げられないんだよ、勘弁してくれよ」 泣き入ってます。 あ〜ぁ。 太陽丸「何を急に独り言を・・・」 沖田「通信機だよ、小型の」 太陽丸「ほほう」 華「あの人、狭山さんと同じなの?」 麗「うん、困ったことに」 デミグラス「実技の成績だけは主席クラスなのよね」 麗「んで同好会の副会長なもんだからだんちょーがエラく気に入っちゃってさ!」 太陽丸「お、落ち着いてくだされ」 セイロン「・・・麗ちゃ〜ん、事件だって〜」 麗「そうみたいね」 セイロン「ネッケツが怒るんだよ〜、早く来いって」 麗「そうみたいね」 セイロン「・・・・・・・・・行って良いですか、先生?」 デミグラス「トイレじゃないんだからさ」 麗「しょーがないわねー・・・ちゃんと明日ま」 セイロン「っしゃぁ! 今行くぜ!!!」 麗「でに提出しなさいよ・・・って! こらー、セイローン! 話は終わってないわよー!!」 沖田「・・・すばやい」 太陽丸「あの逃げ足は見習いたいものでござるな」 華「・・・麗ちゃん、ホントの先生みたい・・・苦労してるんだ・・・」 デミグラス「苦労だけじゃなさそうだけどねー」 麗「・・・葉君に連行してもらおうかしら?」 とんだドタバタの影で謎の子供は始終太陽丸が背負っていまして。 ・・・当初の目的はどこへ? 続く。
ばっ、ばっ、ばっ!
セイロン「コスモドライブ!!!」 びゅわん、ばしゅん、しゃきーん! |