引き続きキメラオークション。 会場内、実験室にて。 仔猫の防疫検査をしてみる。 (東出)「さて、とりあえずキミからか」 (仔猫A、命名:サブレ)「ふ〜・・・」(威嚇) (東出)「怖くないって、ちょいと血液採取するだけだから」 (団長)「注射器見せつけてりゃ怖がるだろ」 (壮)「そうそう、女の子にはもっとやさしくしなきゃ・・・ねぇ?」 (典)「俺にふるな」 「手本を見せてやろう」(仔猫Bを捕まえる) (仔猫B、命名:タルト)「みゅ?」 「よく見とけ」 おもむろに額に指を当てまして。 (東出)「をゐ・・・・」 「・・・闇に住まいし一族よ・・・古の契約に基づき此処に汝が力を示せ・・・」 (栄)「根本的に間違ってませんか?」(団長指す) (秀)「まぁいいんじゃねぇの?好きにさせりゃ」(コーヒー飲みつつ) 「・・・此の者の魂、仮初めの牢獄へと誘い賜え・・・」 「にゃ・・・・・・・・・・・・・・・・かくん」(力が抜ける) (東出)「そら仮死状態にすりゃ・・・」 「ふにゃぁ!!!」(おびえ) 「あ〜あ、よけい怖がらせちゃったじゃんか・・・・よーしよし、怖くないぞぅ」 「みゅぅ・・・」 「・・・え〜、脈拍異常なし、瞳孔も・・・うん、反応してるな、リビングデッドじゃない」 「ホントに問答無用ですね・・・」(呆) 「・・・血液検査頼む・・・・身長、体重・・・ワーキャットってこんな体格で良いのか?」 (東出)「問題ないだろ・・・感染症には・・・かかってないが・・・ん?」 何かに気が付く東出。 採取した血液片手に資料を引っかき回したり。 「そろそろ時間か・・・秀」 「だんちょ、俺等見回り行ってくるぞ」 「・・・あぁ、俺も行こう・・・後頼んだぞ、栄」 がちゃ、ばたん。 「・・・副団長じゃないんですか・・・?」 「そう言いつつやってるやん」 (東出)「・・・・・・・俺もちょっと出てくる、調べもんが出来た」 すたすた出てゆく。 「・・・あぁ、ちょっと・・・・・・・まったく・・・・」 「にゃん?」 壮の腕の中できょとんとしてるサブレ、未だベッドの上で仮死状態のタルト。 残された栄と壮。 何かを調べに行っちゃった東出。 どうなる事やら。 続く。
|