引っ越し間近。 しかし荷造りせずに何やら怪しげな機械を造る団長。 (団長)「引っ越すぞ」 (一同)「は?」 「なんだ、その反応は」 (秀)「いや・・・またわけわかんねぇ事言ってるよ、と思いまして」 (典)「荷物運びなんざやらねぇからな」 (雅)「アレは酷かったもんねぇ、絶対出そうもない機械を持ち出したりして」 (壮)「結局僕が全部運んだんだけどな・・・もう嫌だぞ、あんなの」 「ふっふっふっふ・・・安心したまえ、そんな原始的なことをやる俺ではない」 (麗)「やったじゃん」 (華)「ねぇ」 「そこ!つっこまない!!」 (優)「で、どーゆーふうにしようってのよ?」(ソファにそっくりかえって髪をかき上げつつ) 「・・・・すげぇ偉そうだね・・・」 「偉いもん」(さらりと言い放つ) 「・・・・・・その通りで」 そこへやってくる栄。 (栄)「団長、設定完了しましたよ」 「おう、ご苦労・・・ついてこい、びびらしたる!」 居間→作戦司令室。 「これを見よ!そして驚け!!」 「おぉ〜・・・・で?」 「これが?」 「ふっふっふ、これぞ我が技術の全てを結集させて創り上・・・」 「ごたくはいいから」 「ハイ・・・つまりですね、空間転移を応用しましてここの土地もろとも引っ越してしまえ! と、そういった装置でして・・・しのごの」 ふと見れば既に人影はなし。 廊下の向こうから話し声が。 「早い話が巨大転送機ですね、まぁそれ相応のエネルギーが必要ですが」 「だったら端からそう言えっての」 「かまってもらいたかったんだろ?」 「がっこー遅れるわよ、ほら」 「行ってきまーす!」 「おねーちゃん、待ってー」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「・・・・・・・・ちくしょう、ぐれてやる・・・」 |