正義団番外な番外
〜大挑戦!分岐ノベルズ!!〜

2000/5/某日
 ドタバタの温泉旅行から帰って数ヶ月、まぁ堂々と書けないようなこともやってた訳で・・・

 俺的正義団、22:00
「・・・あ〜・・・・・・・もぅ寝る、ダメだ」
典が早々と部屋に戻ってしまった。連日の騒動における消耗が完全に直っていないようだ最近元気がない。
「栄養剤でも飲んどけ」
心優しい俺はロボ用の栄養剤を渡してやった。
 最新の技術はスゴイもので、ロボットといえど組成組織以外はほとんどヒトと変わりない構造になっているのだ。まぁ取り込んだ食物を完全に消化吸収してしまう点ではロボットの方が優れているが。

 典がいなくなり、リビングには俺と秀しかいなくなった。キッチンで優とキャラメルが夕食の後片付けをしているが。
「・・・おっ、よし・・・そこだっ!行けっ!!」
秀は衛星放送のボクシングに夢中で典のことなどまるで気付いてないようだ。ファイティングポーズのまま画面に食い入っている。
 「あれ〜・・・典は〜?」
風呂から上がってきた雅が髪を拭きながら入ってきた。後ろから疲れた顔の華が続く。
「さっき部屋に戻った」
俺の一言に雅の目が輝く。
「ふ〜ん・・・」
さりげない(本人はそのつもりで)返事をしてそのまま自室に戻った。・・・夜這う気だぞ、アイツ。
 「どした?疲れた顔して」
向かいに突っ伏した華に聞いてみる。
「・・・・・お姉ちゃん、ずっと惚気てるんだもん・・・も〜 ごちそうさま・・・」
彼女が力無く応える。風呂の中で延々と雅の惚気話を聞かされていたんだろう、気の毒に。
しばらくテーブルに突っ伏していた後、部屋に戻った。
 「あっ・・っだぁっ!!・・・・あ〜・・・惜しいなぁ・・・」
最終ラウンド、今まで優勢だった挑戦者がチャンピオンのカウンターを喰らってマットに沈んでしまった。秀もそのまま後ろに倒れる。何だよ、お前は。
「・・・なーんか面白いことになりそうだな、典達」
天井を仰ぎながら秀がつぶやく。聞いてないようでしっかり聞いてたのか。
「・・・見てこよう!」
秀はがばっと起きあがる。チャンピオンがインタビューを受けているテレビを消して出ていこうとした。
「あんまり野暮なことしない方がいいわよ・・・」
キッチンから優が出てきた。こいつも地獄耳だな。
「それよりほら、少し付き合ってよ」
優がグラスをくゆらすジェスチャーをする。酒に付き合えというのだ。
「はぁ・・・」
秀はすぐつぶれちまうので乗り気じゃないが、逆らうと恐いので付き合うことにしたようで、頭を掻きながらリビングから出て行った。情けねぇなぁ。

 「あれ?皆さんお休みですか?」
片づけを終えたキャラメルがキッチンから出てくる。
「おぅ・・・俺ももう休むわ、火の元頼むな」
「はーい」
 これから風呂に入るキャラメルを残し、俺も自室へ戻った。

 ・・・さて、ここから分岐です。お好きなキャラのハナシをお選び下さい。


分岐1 栄 (裏設定その1)

分岐2 優&秀 (裏設定その2)

分岐3 雅VS典 (えっちいです。ので、18禁)