「去年海行ったんで、今年は山です。」



一方そのころ、光の戦士たちは最後のクリスタルを求めてクリスタルタワー目指したものの、
古代像の怒りに触れて全滅していた。

古代像



時を同じくして、ここせまひろ宅では・・・
せまひろ「こらパティット、キャンプにそんなデカイぬいぐるみを持っていくな。エルザ、そんなに食料は持っていけない。 ルーニィ、それはやめておけ。キャルー、いたずらに荷物を増やすな。それもダメだって。キャンプなんだぞ。 だから、それはそっちに、そうそう、だから・・・・・・」



そしてそれからさかのぼること3時間。
遙かイスカンダルを目指し、今まさにヤマトが発信しようとしていた。
そこへ襲いかかるガミラスの巨大ミサイル。



そんなこととは露知らず、山元山山腹。
「ナイフ一本で生き残れ、以上」


と・・・


向こうから キャンピングカーが やってくる

ヤーヤーヤーヤーヤー!!(例の曲)
ガリガリガリ!! キキーッ!! ドグヮガラァン!!!(木々をなぎ倒しつつドリフト停止)

クレイジー

SPEEDY!
せまひろ「おまたせ〜 目的地が緑色に光ってたからわかりやすかったよ。矢印も出たし」
「あ〜あ〜・・・もぅ来ちゃったよ」
せまひろ「なにか問題でも?」
「いや、別に問題じゃないが・・・過酷だよ?」
せまひろ「さぁ、キャンプやろうキャンプ。魚を釣ったり、バーベキューったり。さぁみんなも水着に着替えて川で泳ごうよぉ!
ざばーん。きゃぁつめたーい。ははは、それ〜。ばしゃーん。やだぁ、このーやったなー、それーって・・・・・・・・・・・・・・・・・・過酷? 何が?」
「キャンプ違いですがな、あんさん・・・まぁいいや」
せまひろ「見よ、このちゃちぃ釣り竿を! 魚(うお)を釣るぜ。そして焼くぜ。さもなくば大遠投」
「どーでもいーが川は向こうだぞ」
せまひろ「なに? ではそちらへ行こう、エルザ、るーに・・・・・・あれ?」

キャンピングカーの車中で 目を回して ぐったりしている 少女が四人。

せまひろ「ドリフトしすぎたかなぁ。ジャンプのしすぎかなぁ」
「まさにクレイジーだね・・・残念だが役立つアイテムとかは持ってないぞ」
せまひろ「なに? 缶切りなら持ってきたぞ」
「缶詰もありません」
せまひろ「俺は持ってきたぞ。飯ごうも」
「・・・この地図の場所に行けば他の連中が居るからそこで遊んでください」
せまひろ「ここですか・・・お、キャンピングカーの前に矢印が出た! よーし行くぞ」
ブロロロロ・・・・・・

行くぞ

「お気をつけて〜・・・さて」
秀「えらく長い前振りだな」
「・・・まぁいい、時間までにたどり着かないと飯抜きだぞ、よ〜い、どん」
壮「・・・めんどいなぁ」



ヤーヤーヤーヤーヤー!!(例の曲)
ガリガリガリ!! キキーッ!! ドグヮガラァン!!!(ドリフトで大木に突き刺さって停止)
SPEEDY!
せまひろ「ふぃ〜 この車はわかりやすいなぁ」
「よく見たらハンドルがコントローラかい」
せまひろ「おわぁ、どっから湧いて出てきたんだ」
「まぁ細かいことは気にせずに」
せまひろ「そうだな、気にしたらたぶん負けだろーな。 ・・・と、みんな、着いたぞーっと・・・」
エルザ「酔っ・・・あたまいたい・・・・・・」
パティット「ルーニィの母乳がぜんぶワタシに・・・母乳まみれだよ・・・」
キャルー「・・・・・・きもちわるい」
ルーニィ「吐く〜」
せまひろ「・・・生きてるので大丈夫」
キャラメル「酔い止めありますよ?」
エルザ「あぁ・・・ありがたくいただきます・・・・・・さぁ、みんな・・・・・・」
飲。
エルザ「フッカーツ!」
せまひろ「すげえ効力」
優「効き過ぎてつまらないけどね・・・迎え酒いかが?」
せまひろ「ことわーる ことわーる」
優「あらそう」
パティット「母乳を洗い流したいんだけど、川ってどっちにあるの?」
キャラメル「向こうにありますけど、滝があるので気をつけてください」
パティット「ほいさー」
エルザ「わたしもー。びしょぬれだよ〜」
ルーニィ「ボクもいくー」
キャルー「・・・・・・・・・わたし・・・も」
せまひろ「全員かい」
雅「は〜い、こっちで〜っす」
エルザ「はいはーい、そっちですか〜」

川。
てか激流。

雅「ここで〜す・・・間違って入ってもどうなるか解りません」
パティット「・・・・・・(帽子を叩きつけて)訴えてやる!」
エルザ「いつのまに帽子を・・・」
ルーニィ「はいれな〜いよ〜?」
雅「と、言うわけで下流へ行きましょう」
エルザ「・・・はじめから下流へ案内しなさいよぉ」
雅「いやぁ、ツアーの一環で・・・は〜い、下流へ行きますよ〜」
ルーニィ「ヌヘーイ」

雅「は〜い、とうちゃく〜」
パティット「おお、ゆるやかなながれ」
雅「うっかり飛び込むとどうなるか解りません」
エルザ「・・・どうして?」
雅「じゃ〜ん」(トリ肉)

ばしゃん(投)
ごばばば・・・(水面泡立ち)

雅「と言うことです」
ルーニィ「ディグダグ2で1×1で島を崩すと飛ぶ魚が」
エルザ「違うだろーが。 ・・・・・・つーかピラニア?」
雅「たぶん・・・川に入るんじゃなくて、水をかい出して使うのですよ」
ルーニィ「ざばーん。うわぁ綺麗な水〜、みんなもはやく入ろうよ〜。よーしいくぞ、それ〜。ざっぱーん。 うひゃぁ、きもちいい〜。きゃはっ、それ〜。うわぁ、やったなぁ〜おかえしだぁ〜。わ〜 ってやりたかったのに〜」
パティット「長いよ」
キャルー「・・・・・・・・・・・・・・・はいれないのですか」
雅「・・・・・・・・・麓に行けば温泉があるけど?」
エルザ「・・・・・・なら最初からそこへ案内せんかーい!」
雅「だ、だって、お金持ってないから・・・」
エルザ「・・・カラダで稼いで貰っちゃおっかな〜」
雅「止めないけどね・・・・・・源泉を探してるから見つかればタダだけど」
エルザ「いやカラダを使うのはもちよん雅さんよ? いいの?」
雅「肉体労働なら」
エルザ「・・・・・・・・・・・・どうしてくれようこの女」
雅「レベルアップして賢さが上がったのですよ、ほほほ」
パティット「こうなったら雅にも母乳をぶっかけるか」
雅「ボクは別に川に入っても大丈夫だから・・・ねぇ」
エルザ「そうよねぇ、川に入れるのよねぇ・・・」
雅「・・・・・・・なにか?」
どげし(雅を川に蹴落とす)
雅「おわぁ!」


どげし

どば〜ん

雅「うぬぅ・・・油断した・・・」
エルザ「さぁ、私たちに水のみを浴びせやがれ」
雅「バケツをください」
エルザ「バケツゥ? 手で十分だろー手でェ」
雅「ボクはかまわないけど・・・十分なの?」
エルザ「何か問題でも?」
雅「いや、カラダ洗うのに十分かなぁ、って」
エルザ「シャワー係の雅ががんばればすむことじゃない」
雅「・・・・・・・・・・・・じゃあ一気に行くよ? しっかり捕まってね」
エルザ「くれぐれも津波よろしく私たちに・・・・・・」
雅「うるぁ!!」(水面ぶっ叩く)

だば〜ん(上空へ舞い上がる水)

エルザ「浴びせないように」

どざぁ・・・(スコールの如く降り注ぐ水)

雅「一丁上がり」
エルザ「うぇほっ、げほっ・・・しゃべってるときに・・・いきなりやんないでよ・・・のんじゃった」
パティット「ぁっ・・・・・・ひぁ・・・ん・・・・・・刺激・・・つよすぎ・・・・・・」
ルーニィ「すっきりー」
キャルー「・・・・・・・・・ふぅ」
エルザ「まぁ・・・いいや」
雅「さぁおかずも獲れたから帰ろう」(籠にピラニア)
エルザ「・・・ぬかりがないわ、この女」
雅「ん? どしたの?」
ルーニィ「お、背中にピラニアが喰いついとるで」
雅「あ、ほんとだ」
ひょい、ぽい。
雅「さぁかえろう」
エルザ「・・・もう怒る気にもならん」



ルーニィ「エルザ、パンツが無いよ?」
エルザ「え? やだぁ・・・もしかして流されちゃった!?」
パティット「つーか服も透けまくってるね」
エルザ「やだぁ・・・どうしよう・・・・・・」
雅「バナナの葉で良ければそこら中に・・・」
エルザ「・・・・・・どーやって身につけるのか」
雅「腰に巻くとか縫い合わせるとか用途はイロイロ」
パティット「エルザにその葉っぱは隠す面積が多すぎるぞ」
エルザ「何をいうか・・・まったく。 ・・・で、縫う物がないから巻くのか・・・・・・よいしょと」
雅「・・・まぁ戻れば着替えくらいあるんだけどね」
エルザ「着替えあるんだ・・・よかった〜」
ルーニィ「いつもハダカみたいな格好なんだからムリに隠さなくてもいいじゃんよー」
エルザ「隠してるのに見えちゃうかもってのがいいんじゃない」



エルザ「ちょ、ちょっと、何言わせるのよぅ・・・」
雅「・・・・・・・・・本心?」












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