第18話 甘味

キッチンでエクレアがなにやらこしらえています。
雑誌の切り抜きをコピーしたレシピを見ながらぶつぶつ言っています。

(エクレア:エ)「・・・ったく、何でオレが・・・」

口ではそう言っても手はどんどん動いてしまいます。

(エ)「え〜と、生クリームと牛乳・・・バニラビーンズ? オイルでいいや」

ボールの材料をミキサーも使わずに混ぜてしまいます。
流石ロボ。

(エ)「砂糖・・・うわ、こんな入れんの?」

よくかき混ぜた液体を器に注いで蒸し器の中へ。

(エ)「これで約15分蒸せば出来上がりか・・・」

と、そこへプリンが。

(プリン:プ)「エっクレっアちゃーん♪」
(エ)「来たな・・・」
(プ)「出来た? 『なめらかプリン』」
(エ)「今蒸してるところ・・・出来たらお前が持ってけよ」
(プ)「へ? 何で?」
(エ)「何でって・・・苦手なんだよ、あの子」
(プ)「そうは見えなかったけど・・・?」
(エ)「とにかく、お前が持ってきた話なんだからな」
(プ)「解った」

そんなこんなでプリンを持ってプリンが正義団へ向かおうとした時・・・

(麗)「こんにちわー!」
(プ)「はーい・・・あ、今行こうとしたんだよ」
(麗)「エクレアお姉ちゃんは?」
(プ)「なんか用があるって」
(麗)「そう・・・」(寂)
(プ)「みんな待ってるよ、早く行こう」
(麗)「うん」(寂)



(エ)「・・・行ったか」
(カステラ:カ)「何やってるの?」
(エ)「いや、別に」
(カ)「?」


・・・なにやらヤヤコシイ展開になり始めました。


続く。






(亮)「時事ネタは辛いか・・・?」




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