第13話 織物・弐

〜前回のあらすじ〜
行きつけの洋品店で『甘汁の糸』を手に入れたプリン。
亮から『性なる織り機』を借りようとやってきました。



ぴんぽーん♪(チャイム)
(プリン:プ)「・・・」

(キャラメル:キ)「は〜い」
ちゃっ
(キ)「あらプリン、珍しい」
(プ)「ご主人様いる?ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
CCDに手を振るプリン。
(キ)「ちょっと待って、今開けるわ」

がちゃ

(プ)「おじゃましまーす・・・なんか静かだね?」
(キ)「みんなお出かけ・・・変なことするんじゃないわよ」
(プ)「ダイジョーブだって、そこまで落ちてません」


んで亮の部屋。


(亮)「・・・またエライ珍品が手に入ったね」
(プ)「でね、織機がウチにあるって言うハナシなんだけど・・・」
(亮)「あったっけ?」
(プ)「無いの?」
(亮)「いや・・・え〜と・・・ちょっと待てよ」
おもむろに検索を始める亮。
(亮)「織り機、織り機、と・・・おぉ、」
(プ)「あった?」
(亮)「キャラメルー、ちょっとおいで」

がちゃ

(キ)「はい、お呼びですかぁ?」
(亮)「お前の部屋にある織り機、ちょいと貸してやってくれ」
(キ)「プリンにですか? 別に使わないからあげますよ」
(プ)「ホント? やったぁ」
(亮)「んまぁそーゆーことだ」
(プ)「はーい、アリガトね」


キャラメルの部屋。


(プ)「・・・・・・これ?」
(キ)「うん」
(プ)「随分年季が入ってるね・・・」
(キ)「伝説になるような道具だからねぇ・・・使い勝手はいいはずよ、折り畳めるし」
(プ)「うん とりあえず貰ってくね」
(キ)「あまり奇抜なやつ作るんじゃないわよ」





続く。



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