第9話 濡衣

さかのぼること数日・・・
夏祭り当日。

(プリン:プ)「〜〜♪」
部屋で何やら布をいじっている模様。
・・・手縫いで浴衣作ってます。
(プ)「・・・できたぁ・・・」
やたらと切れ込みの多い布地で。
(プ)「・・・ちょっと切りすぎたかなぁ・・・」



(エクレア:エ)「・・・あれ?」
(カステラ:カ)「どうしたんですの?」
(エ)「こんなに入ってたっけなぁ・・・オレの財布」
(カ)「いくら入ってるの?」
(エ)「5万」
(カ)「それくらいなら私だって持ってますわよ」
(エ)「そう?んじゃ気のせいか」

そこへプリンが。

(プ)「ねぇ、二人におねーちゃんからプレゼントあげるよ」
(エ)「何だよ?また妙な服じゃねぇだろうな」
(カ)「お気持ちは嬉しいんですけど、もうクローゼットにも入りませんわ」
(プ)「いーから、とりあえず見るだけでも」
ばさ。(浴衣:プリンブランド)
(カ)「わ、私はちょっと・・・」
(エ)「ナイフで切られて強姦されたんじゃねぇんだからさ・・・」
(プ)「えー、着ないの?」
(エ)「・・・ふつーのでいいよ」
(カ)「えぇ」
(プ)「そう?じゃまた後でね」
(カ)「今度は過激じゃないのをお願いしますわ」
(エ)「あぁ・・・いーから早く行こうぜ」





(団長)「・・・・・・財布が無い・・・」
テーブルの周りを探し回る団長。何かを見つける。
「・・・洋品店のレシート・・・プリンか・・・」
(折口)「何をやっとる、さっさと行くぞ」
「ちょっと待て、プリンはどこだ?」
(キャラメル:キ)「さっき走って出てきましたよ」
「やはりそうか・・・」
(折口)「何が?」
「財布取られた」
(キ)「まぁ」
(折口)「まぬけめ」
「5万あったんだぞ、5万も!!」
(折口)「まぁ見つけたら捕まえてやるから」
「くそ〜・・・やられた・・・」






「こたつでみかん」内、夏休み合同漫才へ続く。




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