第1話 露見
(やっぱり団長)「さてぇ、この度クソ亮の身勝手により表に出てきてしまった訳だが・・・」
(プリン)「あ〜ん、もぅ、エクレアちゃんてばぁ〜」
(エクレア)「やめろっての!カステラと戯れてりゃいいだろ!」
(カステラ)「あら、お姉様に向かってその言葉遣いは何かしら?」
「そ〜だぞぅ・・・おねーちゃん達がお仕置きしちゃうぞぉ」
「だからやめろっ・・・やめてくださいお姉様!!これで文句ねーだろ!!!」
「・・・・・・はぁ、聞いちゃいねぇ・・・・・(あの野郎・・・覚えてやがれ・・・)」

(キャラメル)「だんちょーさーん」
「んー?キャラメルか・・・またあの野郎が妙なことを言ってきたのか?」
「違いますよ、このカバンを渡してくれって言われたんです」
「かばんー?どれどれ」
がばちょ。(開)
ばたん。(閉)
「返してきなさい」
「はぁ・・・?何が入ってたんですかぁ?」
「いや・・・あのなぁ・・・・しどろもどろ・・・」
「?」

「うわ〜・・・いっぱい入ってるぅ」
「どうします?これだけのモノ」
「何が入ってたのよ・・・」
「あ、ねーちゃんは見ない方が・・・」
「あ!!テメーら!勝手に開けるなぁ!!」(光魔法:光槍投射【イセリアル・ランス】)
「あっぶねーな!!当たったらどーすんだ!!」
「しょうがないのよ、エクレアさん・・・所詮団長は二番煎じなんですから」
「そーそー、ごしゅじんさまと違ってゆとりがないのよねぇ」
「んだとぉ!!プリン!てめぇは・・・」
(亮)「またすぐそーやって怒る、だから嫌われんだよ」
「あ、ご主人様」
「元はと言やぁテメェが原因だろーが!!」(光魔法:光剣照射【デヴァイナリィ・ソード】)
(亮)「ほう、そーくるかね」(闇魔法:飢亡魂牙【デッドリー・ファング】)
「やめろってぇ!」

〜略〜


「・・・くっ・・・」
(亮)「はっはっは、まだまだだねぇ」
「さ〜すがごしゅじんさまー」
「また一段と冴え渡って・・・」
「・・・いーのか?・・・滅茶苦茶だぞ・・・」
(亮)「う〜む、ちょいと派手にやりすぎたねぇ・・・」
「ちゃんと掃除しときなさいよ」
(亮)「まぁいいや、んじゃそーゆーことで」
「もう行ってしまわれるのですか・・・」
「たまにはアタシ達とあそぼーよー」
「なぁ〜・・・マスタぁ〜」
「あんた達!ご主人様に迷惑でしょ!」
(亮)「・・・ははは」
「なんだよ、いつもねーちゃんばっか・・・」
「そうですわ・・・」
「ずるいよねぇ・・・」
「かっ!!(一喝)・・・行きましょ、ご主人様♪」
(一同)「ぶぅ〜!!」
(亮)「・・・じゃーねー・・・」

キャラメルに押されるようにして出ていく亮。
三つ子共はぶーぶー言ってたと思ったら既に例のカバンもって行っちゃった。
・・・子供にイタヅラ用オモチャなんざ与えるなよ・・・



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