ある日の俺的 66



その後。

(麗)「・・・と、言うわけで・・・どうもすみませんでした」
(土方)「何も麗ちゃんが謝らんでも」
(近藤)「そうそう、そこの少年も反省してるみたいだし・・・?」

(太陽丸)「何故拙者が謝らねばならんのだ・・・」(そこの少年)
・・・反省する様子もなし。
(麗)「ぎろり」
(太陽丸)「・・・申し訳ない」

(沖田)「・・・なんだかなぁ・・・」

(麗)「したらいつまでもほっつき歩ってないでさっさと帰りなさい!」
(太陽丸)「しかし看板・・・」
(麗)「いつでも相手になったげるわよ?」

満面の笑み。
しかし目が。
・・・さすが優の妹。

(太陽丸)「・・・ちくしょー、おぼえてろよー」

遠吠えしつつ去っていきました。



(佐々木)「うーん、麗ちゃんてば最強・・・」
(宮本)「あんガキもよーやるわ、あんだけ喰らってへーぜんとしてたし」



(華)「大丈夫? 沖田君」
(沖田)「あ、うん・・・あまり使わなかったけどね、コレ」
(華)「・・・そうだね」
(沖田)「・・・(俺が見えなかっただと・・・! 何だ、あの剣は・・・)」
(華)「・・・・・・沖田君?」
(沖田)「ん? あぁ、なんでもないよ」



いつの間にやらあたりに人垣が。
校舎からのぞいてる生徒もおります。
その一部に異様なオーラを放つ集団が。

(土方)「・・・・・・出たなファンクラブ」
(近藤)「実在したのか」
(芹沢)「高価そうなカメラっすね」

なにやら一様に麗を激写しております。
・・・怖。

(麗)「人気者はつらいわ〜♪」

さっきまでの殺気はどこへやら、やたらサービス精神豊富に愛想をふりまいております。

(佐々木)「違う意味でも最強・・・」
(宮本)「ホントに小学生かよ・・・・・・おぉ、予鈴だ」



・・・関係者が剣道同好会を放ってあったことに気づいたのは次の日の朝でした。



続く。






(華)「お姉ちゃん達にそっくり・・・」




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