ある日の俺的 63



久方ぶりに青嵐高校よりお送りします。

高等部、剣道部部室・・・
なにやら重苦しい空気が漂っております・・・

(近藤)「・・・・・・・・・」
(土方)「・・・・・・・・・」
(芹沢)「・・・・・・・・・」



(近藤)「・・・ヤバイよな、人数」
(芹沢)「・・・・・・・・・えぇ」
(土方)「・・・・・・・・・・・・軟弱な奴らばかりだったな」

ただっぴろい道場には三人しかおりません。
深刻な人員不足に悩んでいる模様です。

と、
がちゃ・・・

(佐々木)「うわっ、暗っ・・・何よコレ、同好会の方が部活っぽいじゃない」
(宮本)「・・・アンタらの練習が厳しすぎるからみんな居なくなっちゃうのよ」

どうやらからかいに来た様子です。

(近藤)「いっそ剣術部に改名するかね?」
(土方)「そうだな」

(宮本)「・・・シカトかよ」
(佐々木)「しかしキミも物好きよねぇ、こんなとこにいつまでも」
(芹沢)「まぁ逃げる機会を失ったというか何というか・・・」

(土方)「やたら凶悪な奴が何を言うか」
(近藤)「すすきの穂で斬殺なりが可能だよな、コイツ」



(宮本)「まじ?」
(芹沢)「さすがにすすきじゃ耐えられませんて」
(佐々木)「やっぱり変だわ、アンタ達・・・」


とか何とか言ってると・・・


どさっ!(倒)

(芹沢)「あん? 大丈夫すか?」
(佐々木)「うわ・・・スゴイ怪我・・・」

(??)「うぐ・・・」

(近藤)「おや、斉藤ちゃん」
(土方)「戻ってくる気になったか!!?」

むろんそんな状態じゃないわけでして。

(斉藤)「・・・け、剣道部・・・・・・気をつけろ・・・」

(近藤)「いや、そー言われても何がなにやら」
(宮本)「手当とかしてやりなさいよ」
(土方)「・・・今はとりあえずこんな事くらいしかできんが」

<ヒーリング:Lv.4>

(斉藤)「う・・・済まない・・・」
(近藤)「なんだ、真剣で乱闘にでもなったか?」
(斉藤)「奇妙な子供が突然・・・後は夢中でここまで逃げてきた・・・」
(芹沢)「子供がどーして真剣を持ってるんですかねぇ?」
(宮本)「てか逃げるなよ」
(佐々木)「ずいぶん無茶言うわね」
(斉藤)「ともかく異常な強さだ、ここまで来るかもしれない・・・気をつけろ」

がく。

(宮本)「あ、死んだ」
(土方)「俺の前で死なれてたまるか・・・眠っただけだ」
(近藤)「カモちゃん、刃引持ってきて」
(芹沢)「返り討ちにでもするんですか?」
(土方)「いや、こっちから行く」
(佐々木)「へぇ」
(近藤)「ここで活躍して人気を集める!!」
(宮本)「それかよ・・・」



果たして奇妙な子供とは?
次回を待て!!



続く。






(団長)「え? 正義団は?」




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