ある日の俺的 62



時事。



毎日暑くてかないません。
そんな中でもたまに涼しくなることがあるモノで。

(東出)「・・・・・・しかし涼しいとかどうとかの問題か?」
(団長)「・・・すっかり秋だねぇ」

プールサイドのテーブルセットでくつろいでいる数名。

(プリン)「・・・だと少し寂しいかなぁ」
(エクレア)「あっついのはイヤですよぉ・・・」
(カステラ)「そう言えば今年は新作創らないんですの?」
(プリン)「え? いや、なんか普通に売ってるんだもん」

(東出)「世も末だな」
(団長)「良く言えば平和、悪く言えば危機感の欠如・・・ですかい?」
(東出)「そうとも言う」

と・・・

(選挙カー)「・・・でございます・・・ありがとうございます・・・皆様の暮らしを・・・」

(団長)「あぁ・・・そういやじき選挙か」

(選挙カー)「最後のお願いに参りました・・・ありがとうございます・・・」

(東出)「・・・・・・・・・」

(選挙カー)「小笠原仁平をお願いいたします・・・」

ぶはっ!!
(東出)「汚ぇな・・・何だよ?」
(団長)「・・・げほ・・・・・・今何て言った?」

苦しそうに胸を押さえる団長。
何かあったんでしょうか?

(東出)「は? 候補者か?」
(団長)「うん」
(東出)「確か・・・小笠原仁平とか・・・知ってるのか?」
(団長)「知ってるも何も・・・前の町内会長だ」


間。


(東出)「はぁ!!?」

(プリン)「前町内会長って・・・あの元気なおじさん?」
(東出)「・・・聞いてたのか」
(エクレア)「・・・エクレアは好きじゃないですぅ・・・目がイヤ」
(カステラ)「確かに・・・」

(団長)「町内じゃ飽きたらず国家をピンクにする気か・・・?」



続く。






(団長)「投票に行きましたか?」




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