ある日の俺的 60



久方ブリッツ(何)



研究室。
TSMSの連中が全裸でカプセルの中に入ってます。
生体組織の再構築でしょうか、カプセルの中は培養液に満たされています。

(団長)「・・・あ〜もぅ、めんどくせぇ・・・」

何やらぶつくさ言いながら改造手術をしてる団長。
朝からずっとこんな調子です。

(団長)「ふぅ・・・やっとこ一段落ついたか」

手術が終わる頃にはかなり暗くなっていました。



翌日・・・

(雅)「ん〜・・・久しぶりにいい天気♪」

窓を開け放ち朝の空気を入れながらバストアップ体操に励んでおります。
・・・何がそんなにお前を駆り立てる?

(雅)「・・・・・・やっぱりダメかなぁ・・・?」

そして決まって無意味さを痛感しています。
所詮ロボですので。



居間。

(キャラメル)「あのぅ・・・ご主人様?」

さっきから居眠りばかりしている団長を心配そうに覗き込みます。

(キャラメル)「どうかされたんですか?」
(東出)「・・・いつもの事だろうが」
(秀)「また三つ子に振り回されてたんじゃねーのか」
(壮)「・・・そう言や、3人とも遅いね」

最近は勢揃いで食事する事が多くなっています。
個室等はそのままですが、何分4人じゃ広すぎるので。

(雅)「あんまり一緒に居たくないなぁ・・・」
(優)「アンタが一番近い気がするけど?」
(雅)「だって・・・意識しちゃうからさぁ・・・」

(麗)「・・・・・・(それだけあれば御の字でしょ)」
(華)「どしたの?」
(麗)「なんでもないよ(早く大きくなりたいなぁ・・・)」



(団長)「・・・んぁ〜・・・今何時だぁ?」

(サブレ)「あとはだーれもー さそわなーいーね」
(サブレ)「ごにんよーれーば ごーきーげーんー」

(団長)「・・・8時半か・・・8時半!? こうしちゃいられん!!」

慌てて走り出す団長。
なんなんだか。


再び研究室。

(団長)「・・・特に変わった所もないか・・・ふぅ」

培養液を排出してカプセルを開きます。

(団長)「飯だぞー、起きろー」

(プリン)「んあ・・・? もう朝?」
(カステラ)「おはよう御座います、ご主人様」
(エクレア)「・・・おぉ、体が軽い」

機械音だけだった部屋が途端にうるさくなりました。

(団長)「とりあえず初期設定に戻したから・・・30cmダウンか」
(プリン)「いやー、これでやっとフツーのサイズで作れるわ」
(エクレア)「肩凝りから解放されるってもんだな」
(カステラ)「・・・貴女はまだ大きい方じゃないの?」
(団長)「まぁいいや、さっさと着替えろ」

どうやら3人のバストサイズを小さくする手術だったようです。



(雅)「あれ? 小さくしたの?」
(団長)「・・・でかくしたがるのはお前だけだって」
(麗)「あ・・・(あたしだって・・・勿体ないなぁ・・・)」
(団長)「何だ?」
(麗)「別に」

(栄)「・・・では何故大きく作ったんです?」
(団長)「やけに真剣だなおい・・・体型バリエーションの一環で爆乳を3体作っただけ、本人の意思無視で」
(プリン)「そうそう、邪魔なだけだってば」
(栄)「なるほど・・・やっと疑問が晴れましたよ と言うことは秀もその一つですか?」
(団長)「まぁそうなるわな」
(秀)「じゃあ俺がマッチョメンを辞めると言えば辞められるのか」
(団長)「そうなるかと言えばそうでもない」
(秀)「あん?」
(団長)「別に不自由してないだろうが」
(秀)「確かに」

(典)「何をにやついている、気味悪い奴だな」
(雅)「え? いや別にー・・・・・・気分いいなぁ♪」

再び巨乳クイーンに返り咲いてご満悦の様子。





続く。






(エクレア)「・・・オレの方がまだ1cm大きいって知ったらどうなるのかなぁ?」




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