ある日の俺的 46

歌。

居間に雅一人。
ノートに何か書いてます。

(雅)「・・・・・・・・・う〜ん・・・」

時折読み返しては何度も書き直しています。

(雅)「・・・・・・ちょっと弱いなぁ・・・」

少ない頭をフル回転させて頑張っています。
何やってるんだか・・・

と、キッチンから優が出てきました。

(優)「・・・・・・・・・?」

雅の背後に回り込みまして。
(優)「何やってんのよ?」
(雅)「うわぁ!!」(ぶったまげーしょん)

よほど真剣に悩んでいたのか、優に気付かなかった様です。

(雅)「お、おねぇちゃんか・・・びっくりしたぁ」
(優)「何これ?」
ノートを覗き込む優。
(雅)「あぁ、だめぇ!」
両手で押さえ込む雅。

(優)「・・・・・・」
(雅)「・・・・・・」
にらみ合い数分。

(優)「・・・あっ、典君」
(雅)「えっ?」

雅が振り向いたところですかさずノートを奪い取るお姉さん。
ズルイねぇ。

(雅)「あっ!」
(優)「おばか・・・・・・・・・」(熟読)

(雅)「返してよぉ」
(優)「・・・もうちょっと考えた方がいいんじゃない?」
(雅)「へ?」
(優)「どーせなら・・・こうするとか」
(雅)「ほぅほぅ・・・」

その後数十分・・・

(優)「こんなものかしら?」
(雅)「うん、いいね」


『lov・・・』
詩/優雅 曲/― 唄/優雅

「麗しい」なんて心にもないこと
口先だけの誉め言葉なんかいらないわ

軽い文句がジョークになるほど余裕はないの
本当の心だけ教えてほしい

もしかなうなら (あなたから)
今すぐにでも (私だけに)
言って欲しいの (たった一言)

真っ直ぐな気持ちを知りたいの
どうせ 私は 雅じゃない


「華やか」なんて社交辞令
目に見える物だけが全てじゃない

淡く儚いイメージを伝えることの難しさ
解っているなら感じてほしい

見つめていたい (あなただけを)
見つめてほしい (私だけを)
一瞬さえも (永遠に)

時が二人を近づけるわ
だから 明日も 優しくなれる


(優)「曲は?」
(雅)「・・・まだ」

続く。






(雅)「とゆーわけで、曲を募集しちゃったりします!」



戻る