ある日の俺的 32

そのうち出てくるであろう長編以降のお話です。
長編の舞台が夏なので細かいことは気にしないでください。
とは言え、やはり謎な部分もありますのでイロイロ考えて下さるのも一興かと



落ち着きを取り戻したある日。

こねこ二人が大きくふくれたリュックを背負って坂をかけてきました。

(サブレ)「ただいま〜」
(優)「おかえり、ちゃんと行って来られたかな?」
(タルト)「だいじょうぶだよぉ」

どうやら「はじめてのおつかい」もどきのようで。

(優)「どれどれ」
(タ)「えぇと、おいもとぉ、にんじんとたまねぎぃ〜」
(サ)「おにくとかれーもちゃんとあるよぉ」
(優)「よしよし、よくできました」
(サ)「えへへ」
(タ)「たるともかれーつくるー」
(優)「ありがとね」

キッチン。
雅がなにやら座り込んでます。
傍らにカラの瓶。

(優)「・・・何やってんのよ、アンタは」
(雅)「・・・・・・」
(優)「・・・雅?」
(タ)「みーちゃんどーしたの?」
(サ)「わかんない」
(優)「ちょっと、どうしたのよ?」
振り返る雅。
何か様子がおかしいですが。
(雅)「・・・はれ?おねぇひゃん・・・なにかごようれすかぁ?」
(優)「目が据わってる・・・」
(雅)「これのんだらあたまがふわふわするのぉ〜」
(サ)「さぶれもじゅーすほしいなぁ・・・」
(優)「ジュース?」
瓶のラベルを見る。
(優)「・・・・・・カクテルバー・・・お酒じゃない」
(雅)「はら?おさけらったんれすか・・・ごめんなさい・・・」
ぺこりとおじぎ→ふらふらと出てゆく。
(優)「大丈夫かしら?」


研究室。
みんな揃ってます。

(団長)「・・・ふぅ、ようやく全員修理できたか」
(麗)「疲れたぁ〜・・・」
(東出)「ロボットだったらパーツ取り替えりゃ済むがな」
(団長)「迷惑かけたな・・・すまん」
(東出)「気にするな、俺にも責任があるんだからな」
(栄)「結局・・・私は彼を救うことが出来たんでしょうか」
(団長)「・・・お前はよくやってくれたさ、奴が救われなかったならそれは俺の責任だ」
(華)「・・・」
(典)「・・・」

(壮)「暗いなぁ・・・もっと明るくならないかね、済んだことなんだし」
(秀)「そうもいかねぇだろ、あれだけの事があったんだからな」
(壮)「・・・気にしすぎだよね、典も栄も」
(秀)「栄はともかく典は・・・どうだろうな」

(華)「あ、お姉ちゃん・・・」
(雅)「おやぁ、はなひゃ〜ん、げんきかなぁ?」
(華)「ど、どしたの?」
(雅)「よっぱらってしまいましたぁ〜☆」
(華)「酔っぱらってしまいました、って・・・」
(雅)「典は中にいるの?」
(華)「え?うん・・・いるけど」
(雅)「そぅ・・・ありがと〜ねぇ」
(華)「・・・?」

(雅)「じゃ〜ん」
(典)「!」
(団長)「さて、と・・・まだ面倒な仕事が残ってたな・・・」
(東)「そうだな」
(秀)「気分転換にどっか行くかぁ」
(栄)「そうですね」
(壮)「もちろんおごりだよな」
(麗)「あたしもぉ〜」
(典)「あ・・・おい・・・ったく」
(雅)「おやぁ、みなさんおれかけれすか・・・」



(東)「よかったのか?」
(団長)「あぁ・・・雅は思ってる以上に強い娘だ」
(東)「・・・・・・典は?」
(団長)「二人なら、大丈夫だ・・・」
(東)「そうか・・・」





・・・残しまくりだなぁ、謎・・・
大丈夫かなぁ・・・・・・
続く。



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