ある日の俺的 3

急ピッチで雅のモデルチェンジ。
予定外の出費で財政難に。

ひゅいーん・・・(機械音)
(団長)「ふい〜、ようやく完成・・・ほれ、起きろ!」
(雅)「むぅ〜むにゃむにゃ・・・あと五分〜」
「元に戻すぞ」
がばっ!!
「おはよう・・・おお!!」
「反応が素直すぎて面白いぞ」
「うわぁ〜・・・」
鏡で新たなボディを眺める雅。
「あれ、耳」
「集音マイクを新型にしたからな」
「なんか・・・身体が軽い」
「最新の素材だ。しなやかにして強靱」
意味もなく顔がゆるむ雅。
「えへへ〜」
「何だ?おっかねぇな」
「みんなに見せてくるね」
いきなり走り出す雅。
「あっ!こら、何か着てげ!!裸体で走るな!!
・・・ってもマネキンみてぇなもんか」


「お〜い」
(優)「ちょっ・・・何よ素っ裸で」(赤面)
「ほらほら、お姉ちゃん」
「いいから何か着なさい!恥ずかしい」
タイミング良く秀が。
(秀)「だーんちょー、この書類さー」
「あっ!来るな!見るな!!」
「はい?・・・がっ」
優の正拳が顔面に。
「生きてるかー?」
「死ぬかも・・・がくっ」
「あ〜、やっちゃった」(照れ笑い)
「マネキンチックでもとりあえずこれ着とけ、カメラ回せん」
「はーい」
「はぁ・・・世話の焼ける」

やはり今回も華は始終本に夢中。
運悪く来た秀は要修復。
やっぱり苦労は絶えないわけで。


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