ある日の俺的 27

遅ればせながら。


ぴんぽ〜ん♪
(配達員)「お届け物でっす!ハンコお願いします」
(団長)「うい、どうも・・・ほい」
(配達員)「ありがとございました〜」

(優)「何?お中元?」
「んむ・・・魔界からだ・・・」
(秀)「またずいぶん妙なとこから・・・」
「何だ、三太のウチからじゃねぇか」
「・・・律儀な大魔王様ですこと」
「しかし小さいな・・・中身は何だ?」
がさごそ・・・
「現金?」
(栄)「まさか」

「おぉう!流石貴族、格が違うぜ!!!」
「何が入ってたんです?」
「ん?いやなに、ミスリル鉱石の採掘権と手紙」
「手紙?大魔王から?」
「え〜なになに・・・親愛なる我が息子へ・・・なんだ、三太宛か?」
「続きは?」(悪)
「いいのかねぇ?」
「かまわねぇだろ」(もっと悪)
「んじゃまぁ・・・
お前も時期大魔王としてそろそろ身を固めねばならない事くらい解っているであろう
親心だねぇ・・・
ミルフィーユ嬢という許嫁もおることだしたまには帰ってきたらどうなんだ
・・・・って、許嫁!?」
(極悪)
「へぇ」
「いたんだ」
「まぁ貴族の息子ですしねぇ」

だらだら読んでるところへどかどかと。

どどどどどどどどどどど・・・・・・・・・・・・(足音)
ばん!!
(三太)「隠れろっ!」(焦り)
「おお、張本人」
(三太)「は?・・・いいから、適当に家具の影にでも隠れてろ」(せっぱつまりん)
「あ?どーした?」
(三太)「説明は後だ!・・・闇の住者よ、其の身を捧げ此処に大いなる結界を!!」(めっちゃ早口で)
「暗黒結界・・・何だ?ホワイトドラゴンでも出たか?」
(三太)「んな可愛いもんじゃない!!」
「ホワイトドラゴンが可愛いとよ」
「魔王ですから」

落ち着いたところへ。
「一体何があった?」
(三太)「はぁ、はぁ・・・悪魔が来た・・・」
「アンタじゃなくて?」
(三太)「ここも危ない・・・じきに見つかる」
「それよりさ、親父さんから手紙」
(三太)「父上から?・・・まさか・・・」
「うん、結婚話、お前フィアンセがいたのか、初めて知ったぞ」
(三太)「・・・そのフィアンセが悪魔だ」
「は?」

ずん!!!
「ぅおっ!」
「攻撃・・・?結界を破ろうとしてますね」
「また手加減したな・・・全力で使い続けないと魔力上昇には効果無いんだぞ」
(三太)「そこまでの余裕が無かったのだ!」

びしっ!!!
(三太)「逃げるぞ!」

ぱり〜ん!!
「ちょいまち」(服つかむ)
(三太)「ぐぇ」(倒れる)
「フィアンセが悪魔って?」
「この攻撃の主ですか?」
「何で逃げるのよ?」
(ミルフィーユ)「そうだよぉ、ヒドイじゃんか、イキナリ逃げ出すんだもん」

すざっっ!(三太以外)
すざざざざっっ!!!!(三太)

「あ、ども、私三太クンのフィアンセでミルフィーユっていいます」
「は、ハァ・・・(神族かい・・・)」

とそこへ。
(雅)「ミルぅ〜、三ちゃん見つかったぁ〜?」
「あ、雅ぃ〜、ありがと〜お陰で見つけたよ」

(典)「何で俺まで駆り出されなきゃならんのだ・・・」
「何?知り合い?」
「いえ・・・なんか目を離した隙に仲良くなってまして」
「三太狩りに付き合わされた、ってか・・・ごくろーさん」
「誰なんだ?彼女」
「三太のフィアンセだそうです」
「・・・そうか、気の毒に・・・」
「似たもの同士・・・か」



ミルに見つかった三太。
どうなるかは次回を待て。

続く。



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