ある日の俺的 13
引っ越し間近。
しかし荷造りせずに何やら怪しげな機械を造る団長。

(団長)「引っ越すぞ」
(一同)「は?」
「なんだ、その反応は」
(秀)「いや・・・またわけわかんねぇ事言ってるよ、と思いまして」
(典)「荷物運びなんざやらねぇからな」
(雅)「アレは酷かったもんねぇ、絶対出そうもない機械を持ち出したりして」
(壮)「結局僕が全部運んだんだけどな・・・もう嫌だぞ、あんなの」
「ふっふっふっふ・・・安心したまえ、そんな原始的なことをやる俺ではない」
(麗)「やったじゃん」
(華)「ねぇ」
「そこ!つっこまない!!」
(優)「で、どーゆーふうにしようってのよ?」(ソファにそっくりかえって髪をかき上げつつ)
「・・・・すげぇ偉そうだね・・・」
「偉いもん」(さらりと言い放つ)
「・・・・・・その通りで」
そこへやってくる栄。
(栄)「団長、設定完了しましたよ」
「おう、ご苦労・・・ついてこい、びびらしたる!」
居間→作戦司令室。
「これを見よ!そして驚け!!」
「おぉ〜・・・・で?」
「これが?」
「ふっふっふ、これぞ我が技術の全てを結集させて創り上・・・」
「ごたくはいいから」
「ハイ・・・つまりですね、空間転移を応用しましてここの土地もろとも引っ越してしまえ!
と、そういった装置でして・・・しのごの」

ふと見れば既に人影はなし。
廊下の向こうから話し声が。
「早い話が巨大転送機ですね、まぁそれ相応のエネルギーが必要ですが」
「だったら端からそう言えっての」
「かまってもらいたかったんだろ?」
「がっこー遅れるわよ、ほら」
「行ってきまーす!」
「おねーちゃん、待ってー」
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「・・・・・・・・ちくしょう、ぐれてやる・・・」


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